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09月26日-06号

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  1. 沖縄市議会 1997-09-26
    09月26日-06号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第210回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│   平成9年                               ││           沖縄市議会定例会会議録                ││   第210回                              ││                                      ││         平成9年9月26日(金)午前10時開議          │└──────────────────────────────────────┘議  事  日  程   第 6 号平成9年9月26日(金)                午前10時 開議第1 一般質問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件(議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (34名) 1 番 桑 江 朝千夫 君    18 番 仲宗根 義 尚 君 2 番 新 里 八十秀 君    19 番 新 田 保 友 君 3 番 佐久田 朝 政 君    21 番 金 城 正 雄 君 4 番 瑞慶山 良 高 君    22 番 渡嘉敷 直 久 君 5 番 宮 城 一 文 君    23 番 比 嘉 清 吉 君 6 番 具志堅 徳 重 君    24 番 島 袋 誠 勇 君 7 番 島 袋 邦 男 君    25 番 金 城   勉 君 8 番 仲宗根 国 夫 君    26 番 江 洲 眞 吉 君 9 番 高江洲 義 宏 君    27 番 新 川 秀 栄 君10 番 島 袋 勝 元 君    28 番 屋 我 平 和 君11 番 喜友名 朝 清 君    29 番 浜比嘉   勇 君12 番 高江洲 朝 栄 君    31 番 普久原 朝 勇 君13 番 登 川 重 男 君    32 番 桑 江 常 光 君14 番 島 袋 善 栄 君    33 番 普久原 朝 徳 君15 番 山 城 正 雄 君    34 番 仲 村   清 君16 番 中 石 義 雄 君    35 番 与那嶺 克 枝 君17 番 照 屋   馨 君    36 番 照 屋 寛 徳 君     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (な し)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名市  長    新 川 秀 清 君    助  役   嘉 陽 榮 憲 君助  役    富 山 健 二 君    収 入 役   砂 川 正 男 君市民交流室長  金 城 朝 光 君    企画部長   宇 根 貞 雄 君建設部東部   金 城   功 君    総務部長   目取眞 興 一 君海浜開発局長総務課長    伊志嶺 和 成 君    市民部長   島 田   久 君経済部長    高 良   武 君    福祉部長   知 花 徳 盛 君建設部長    山 内 盛 順 君    経済部参事  銘 苅 朝 盛 君水道局次長   新 垣 盛 貫 君    水道局長   仲宗根 健 昌 君教 育 長    比 嘉 憲 秀 君    消防長    喜友名 朝 光 君                     教育部長   具志堅   清 君     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名事務局長    島 袋 勝 輝 君    議事課長補佐 喜 納 健 松 君                     兼調査係長    事務局次長   伊 礼 嘉 善 君    議事係長   西 平 守 進 君議事課長    外 間 政 行 君 ○瑞慶山良高議長 おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数34名でございます。全員出席でございます。休憩いたします。  休 憩 (午前10時01分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時03分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 本日は議事日程第6号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 高江洲朝栄君。 ◆高江洲朝栄議員 おはようございます。一般質問、今日から始まって、トップバッターということで大変緊張しております。昨日もあんまり寝られなくて、ちょうど子供たちが明日遠足だということで、うきうきしているような感じで、夕べあんまり寝ておりませんけれども、4~5点ぐらい一般質問をさせてもらいたいと思います。 まず比嘉教育長、就任おめでとうございます。沖縄市の教育行政にひとつ頑張っていただきたいと思います。それで敬意を表しまして、2~3、教育長のほうに質問をさせていただきたいと思います。裏はございませんので、明快にひとつお聞かせ願いたいと思います。教育長が越来小学校の校長在任中、感じた点をお聞かせ願いたいと思います。いろんなことがPTAやら先生方からもいろんな意見等もたくさんあったと思いますので、ひとつ思い起こしてお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いします。 それから質問の要旨2番目の越来中学校の外トイレの件についてでございますけど、この件については4~5年前にも一般質問の中でお聞きしましたけど、再度お聞かせ願いたいと思います。ご承知のように、市民の体力づくりのために、ナイター設備が設置され、スポーツ愛好者のほうにたいへん喜ばれて、多くの利用者がいるわけですけど、越来中学校は外トイレがなくて、たいへん不便をかこっているのが現状でございます。日曜日になりますと、朝から夕方まで青年のみなさんが運動場を使うし、更にはナイターを利用いたしまして、月曜日から金曜日までソフトボール、そして野球等の練習をされておりますけど、やはり長時間使いますと、どうしても用を足すのが出てきます。そういうことで、暗い所に行って用を足すとか、あっちこっちでやっているのが現状なんです。 それでこの件については、学校側からも要請があったかと思うんですけど、そのへんについて、要請があったかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 それから質問の要旨の3点目、越来中学校屋内運動場耐力度調査の結果についてはどうなっているのか。予算のほうに 145万 2,000円の予算が付いているわけですけど、耐力度測定をやったかどうか。やってなければ、いつ頃の予定なのか。そしてそれができて改築計画が何年度になるのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから質問事項の建設行政について、二つお聞きします。安慶田中線セーシジャ橋より下流の街路樹についてですけど、これも以前に担当部長のほうにもお話を申し上げましたら、検討してみますということでありましたけど、7月の下旬でしたか、私は担当課のほうに電話を入れましたら、その話は聞いてないと、街路樹としてはホルトの木を植えるという予定であるという話を聞きまして、何かしら縦のつながりがないのかなぁという、そういう話も出してなかったのかという不安がございまして、最近、先週でしたか、ちょっと公民館のほうに担当の方が見えまして話を聞いてみましたら、最近、その話は聞いたと、それで残地が少し出てくるので、そこのほうに植えたいという話がございましたが、できましたら、その街路樹の選定についても、地域の希望も取りいれながら、更に河川のほうは緑がけっこうありますので、それにマッチするような樹木でなければいけないんじゃないかと思うわけですね。やはり緑とマッチするのは花ですよね。花の咲く木でもいいんじゃないかと思うわけですけど、そのへんについてもう一度、ひとつお聞かせ願いたいと思います。 そして街路樹があっちこっち植えられているわけですけど、その街路樹の管理費、1本当たりどのぐらいの管理費が付いているのか、お聞かせ願いたいと思います。 それと関連いたしまして、中部工業高校の下側のほうで現在、都市計画道路、そこのほうで用地買収の時に、Aさんと仮定しておきますが、Aさんと相談した時には残土を入れてあげるという話で、用地課の職員と話はしたらしいんですけど、それが今日になって何か渋っているという話を聞きまして、そのAさんが言うには、この間、郷友会の総会がございまして 100名近く集まったんですが、その中でマイクを利用いたしまして、みんなのほうに聞こえるように、市に用地を売った場合は、ちゃんとした文書でやらないと、二つの文書が出るような当局だから、慎重にやっていかないといけないというのが、その地主の方から大変、強い怒りの話がありました。ですから、そのへんについてはどうなっているのか。その地主とどういうようにして相談なさったのか、そのへんをもう少し詳しくお願いしたいと思います。本人としては、新しいトタンで周囲も囲って、50枚ぐらい必要なんですね。それを全部、新しいのを買って周囲を囲いして埋めさせるという話があったものだから、そういうようにして準備はしているわけだけど、なかなか一向にらちがあかないというのがありまして、私のほうからも是非、ひとつ聞いてくれということがございましたので、そのへんについてはひとつお聞かせ願いたいと思います。 質問事項3.福祉行政についてでございます。この間、比嘉清吉議員と一緒に越来、嘉間良、両保育所を見に行きました。これはそこを利用している父母の方々から話がございまして、たいへん危険な状況にあるという話がありまして、それで早速、比嘉清吉議員と一緒になって調査しに行ってきたんですけど、調べてみたら、夏の暑い日だったんですけど、クーラーの故障、そして扇風機も12畳の中に1つないし2つぐらいしか付けない状況なんですね。更には水洗トイレが漏れて、2階に上がる廊下、階段のほうに流れてくると、そして遊び場の上のコンクリートに相当、亀裂が生じまして、今にも落ちそうな所がたくさんあるんです。保母の話を聞いたわけですけど、前々からひとつ改善を要望しているんですけど、なかなかやってもらえないという話もございましたので、両方の改築年度について、お聞かせ願いたいと思います。 更に越来保育所の場合は、非常口、階段の下のほうにガスボンベが4~5本ぐらい積まれておりましたけど、万が一、中で事故が起きた場合、非常口のほうにボンベがあるものですから、たいへん危険を伴うんじゃないかと思うわけですけど、そのへんについても、もし移動の計画がございましたら、お聞かせ願いたいと思います。 それから保育所に関連いたしまして、夜間保育事業についてお聞きします。現在、何名の利用者が利用なさっているのか、お聞かせ願いたいと思います。新聞等で見ますと、那覇のほうではたいへん反響が大きくて、利用者が多いということを聞きますが、沖縄市はどうなっているのか、お聞かせ願います。巷の話では手続き条件がたいへん厳しすぎて、利用者が少ないという話も聞こえるし、更にはピーアール不足ではなかろうかという話も聞こえますけど、そのへんどうなっているのか。 沖縄市は夜型社会で、夜働くご婦人の方々がたくさんおられますので、他市に比べたら多くなるのではないかと思うんですけど、ひとつお聞かせ願いたいと思います。 更にその保育所との関係ですけけど、児童家庭課の職員が慣れた時点に異動させられるという話もございます。ある保育園の園長からの話ですけど、相談しに行きましたら、担当課の職員が代わってしまったということがございまして、これではいけないのではないかという話もありますけど、ここ数年、何名代わったのか。そしてその課のほうには何年ぐらい置いているのか、お聞かせ願いたいと思います。 そして公立保育所の場合、定員割れがないかどうか、そのへんについてお聞きいたします。 それから福祉行政の中の質問の要旨(2) デイケアについてですけど、これはたくさんの方々がご質問しておりますが、私は2~3点だけお聞きします。現在、市内に何箇所施設があるのか。そして利用者が何名ぐらいいるか。一人での月の利用状況、そして1回行くと、市負担がどのぐらいかかるのか、お聞かせ願います。以上、1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 教育長。 ◎比嘉憲秀教育長 ただいまの高江洲議員のご質問にお答えしたいと思います。私は9年前の昭和63年4月1日に創立 100周年記念行事で、たくさん見事に整備された学校であります、そして私の母校でもあります越来小学校に赴任することができました。そして行きましたら、PTA、それから地域住民、そして学校の職員が一体となりまして、学校週5日制の施行の研究に一生懸命でございました。そしてまた在任中は、美咲養護学校との交流をとおしまして、文部省、県教育委員会、沖縄市教育委員会の指定を受けて、心身障害児理解推進校として、平成元年2月10日には研究発表会ももちました。他府県からもたくさん見えまして、成功裡に終了したと思います。研究主題は「他人の立場を考え、思いやりの行動ができる子供を」ということでございました。 そして米人学校で日本語や日本文化を指導しております校区出身の川畑康子さんという先生がおりまして、このご努力と父母のみなさんのご協力で、エアハートという嘉手納航空隊にあります小学校との交流も楽しくいたしました。 それから市内小中学校陸上競技大会では、沖縄市では一番狭い運動場、そして2番目に在籍の小さい小学校、当時でございますが、父母や教師の協力一致の下に一位を獲得したことが思い出として残っております。 たくさんの学校の行事がありましたが、当時のPTA会長をしておりました高江洲朝栄さんご夫妻をはじめとするPTA役員、地域の方々の献身的なご協力に対しまして、心から感謝を申し上げているところでございます。それで私は未だに越来小学校に足を向けて寝るようなことはしておりませんので、感謝の念で一杯でございます。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 越来中学校の外トイレの設置についてのお尋ねでございますが、中学校の耐力度調査と絡ませて答弁していきたいと思っております。前にもそのことに関してはご質疑もございましたし、学校からの要請等々もございました。そういうことで、このトイレにつきましては、決定的ではないんですが、耐力度調査の結果、 5,000点以下になってございます。ですから、国庫補助の対象、要するに建築、改築の対象になっているわけなので、一応、国と県と調整済みでございますが、ほぼ平成10年度あたりは間違いなかろうかと、そのように思っております。 そういうことで、私たちの計画の中では本体の改築と、それから屋体のクラブハウス、それを併せて考えております。その中でクラブハウスのあたりに外部からも入れるようなトイレを併設していきたいと、そういうようにして、効率的に予算を消化してみたいと、そのように思っているわけでございます。ですから3番目の越来中学校屋内運動場耐力度調査の結果につきましては、既に数値は出てございます。 この耐力度調査につきましては、やはり構造耐力だとか、それから外力条件だとか、保存度等々の数値を弾き出して出てくるわけなので、現在、私の耳に入ったところでは 4,425点ということですから、 5,000点以下になっておりますので、改築の対象になっております。そういうことで併せて2番目と3番目のお答えをしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 建設行政についてお答え申し上げます。まず安慶田中線の植栽についてでございますが、これは平成10年から11年をいま予定しているわけですが、植栽については、それぞれその路線ごとにやはりその地域に合致したと言いますか、そういうことも含めていま検討しているところでございます。 議員がおっしゃっております、前に部長と植栽については話し合ったという話ですが、これについては私はそういう話はやっておりますが、これについては議員から越来地区については、由緒ある白い椿があるし、そういうその白い椿を街路樹に取り入れたらどうかというお話もございまして、その件につきましては、私もやはりそういう由緒ある椿があるその地域については、やはりそういうのも一つの検討する必要があるというお話を申し上げました。 そういうことで、私どももこの件につきましては、担当課の中でいま現在そういう検討を進めているところです。これにつきましては、現在、越来、昭和橋ですか、それの下流側はこれから改良して工事を入れていきますけど、その地域にそういう他の樹種との組み合せ、そういう組み合せをして椿をそこに取り入れるのも一つの方法だと思っています。しかし、この椿ついては他の街路樹に事例がございませんので、そういうこともやはり街路樹に適当かどうか、そういうところもひとつ検討させていただきたいと思っております。 それから2点目の植栽の管理費については、ちょっと手元に資料がございませんが、後で答弁したいと思っております。 3点目の残土処理の件ですが、これについてはおっしゃるとおり、地権者とは覚書を交わして、その場所については覚書どおり履行しております。既に埋め立て残土でもって埋め立てを完了しております。ただその下流側のその土地の同じ権利者ですが、その街路をはさんで河川沿いの所の土地については、私どもはそこに残土はいつでも埋める体制を整っておりますけど、その河川沿いにその土砂が流れ込む恐れがあるということで、そこに残土を入れた場合に河川の中に流れ込んでいって、河川が汚染されるということで、そこに残土の流れないような措置を本人がしていただければ、埋めてもよろしいという話をしているところです。ですからそのへんについては再度、本人と協議しまして、そのような約束したことについては、決して反古にはしないで履行するというのが、もちろん私どもの考えでございますので、そのへんをひとつご理解のほどお願いしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 お答え申し上げたいと思います。嘉間良保育所とそれから越来保育所の件でございますが、内部のクーラーかれこれの故障等のご指摘がありましたが、これについては改善の方向でずっとあたっているつもりでございますが、十分に生かされてないような故障の面があるかもしれません。今後、再度調査をして改善していきたいと思っております。 それから嘉間良保育所越来保育所の改築の件でございますが、昭和46年に嘉間良保育所ができました。それと昭和49年には越来保育所ということで、だいたい24~25年経っておりまして、非常に老朽化の現象が見られるわけでございます。そういうことで、嘉間良保育所は私たちの予定では平成11年度の改築、それから越来は平成12年という計画を立てていま進めておりますが、ただこれは国、県の補助を受ける関係がございまして、本来でしたら、今回は胡屋あけぼののほうが先になるべきでしたが、市内で民間の保育所の改築がございまして、ちょっと1箇所がずれてしまうという、1年に2箇所を沖縄市にということが非常に困難になりまして、来年に1箇所ということがありますので、そういう時期的な変動がありますが、一応計画の予定では平成11年と12年の予定でいま進めております。 それから越来保育所の非常口の件、ガスボンベがあるということでございますので、これは早速調査しまして、危険度の問題、こういった安全策の問題については、万全を図っていきたいと思っております。 それから夜間保育についてでございますが、これはいま室川保育所のほうで、平成9年から実施しておりまして、定員は10名でございます。定員10名、現在入所しております。そういうことで、若干定員の2パーセントぐらいが条件ということで措置している関係で12名になっているようです。そういうことで、徐々に増えてくるものと思っております。そういうことで、これも将来、増やしていく課題だと思っております。 それから担当課の職員の異動でございますが、補佐も異動がありましたが、これは定期的な異動でございます。それから係長がつい最近、異動がございましたが、1年半の経過でやっておりました。いろんな内部的な事情があって、異動せざるを得なかったということでございます。ほかの職員については、措置業務に対して迷惑のかからないような定期的な異動をやっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから公立保育所の定員割れについてはないかということでございますが、これは越来保育所の場合には90名定員でございますが、75名の入所でございまして、15名ばかり定数割れがあります。これは非常に出生との関わりがございまして、越来の地域と言うのが乳幼児の出生率が非常に少ない、そういう関係で、当初は 120名の定員でしたが、ずっと90名に落としてまいりました。それで再度こういった状況ですので、見直しの時期に差し掛かってきているんじゃないかということであります。 それから桃原のほうもこれはずっと前からのあれで、これも15名ぐらいの定数割れがあります。この地域もそういった現象が見られます。そういうことで、多くなる所と少なくなる現象というのが非常に市内でばらつきがあるような感じがいたしております。 次にデイケアについてでございますが、何人の利用者がいるかということでございますが、これは平成8年度に我々は調査をしてまいりましたが、これまで3カ月ごとに調査をやっておりましたが、平成7年度になりますと、4月分と比較しまして、1.6倍の増に跳ね上がったものですから、これは毎月やったほうがいいだろうということになりまして、9月診療分を統計をとってずっとやっていますと、実施して調査した月平均で 362件ですね。それで最高の利用者が29回、そしてこれは利用基準でございますが、基準ではこれは6時間以上のケースになりますが、 1万 280円が基準です。それに給食費かれこれも入るわけですが、そういったことからしますと、月額最高に支払っている診療費が36万 3,600円、これは一人の最高額の経費が出ていっているということでございまして、非常に医療費に対する負担がどんどん増えてきているということは事実でございまして、平成8年から9年に推計見込みをしますと、平成8年度でおよそ 4億円ぐらい増えてくる推計になっております。それから平成9年度も 5億円ぐらいいくんじゃないかということでございます。そういうことで、この問題につきましては、いろんな対策を講じてまいっておりますが、調査もやっております。そういうことで、県や国あるいは助役会あたりでも8市の助役が県に対しての要望書を出すようなことになっております。以上です。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 先程、答弁を後回しにしましたが、2点目の管理費についてでございます。これは1本当たりということではなくして、いま街路が61路線、それから公園が67箇所、いま施設管理公社に委託しております。これの年間の予算が 6,696万 9,000円、これはもちろん、街路、公園清掃、剪定、草刈り等の業務をやっております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 デイケアについて、利用施設がどのくらいあるかということをお答えしてなかったようですので、お答え申し上げたいと思います。平成8年度の沖縄市の市民が医療施設に行った件数19件あって、市内で7箇所ありました。それから平成9年度では30件ということになるわけですが、市内で10件増えてきているということで、全体で平成9年との対比になりますと、11施設が多くなったというような形になります。それで県内ではおよそ60箇所ぐらいあるんじゃないかということでございます。 ○瑞慶山良高議長 高江洲朝栄君。 ◆高江洲朝栄議員 教育長、お褒めの言葉ありがとうございます。実はこれをお聞きしたのは、部長も既にご存じですので、簡単に聞きますけど、プールの件でございます。これは前にもやはり話を出しまして、第3次基本計画の中にも入っているということでありましたけど、やはり教育長も知ってもらいたいということで、今回、一般質問のほうにも出したわけでございます。 第3次基本計画と申しても、実施計画の中であれば、3年以内にできるわけですけど、計画になるとどうしても5年という計画なんですね。果たしてその5年以内にできるかというのがまた疑問なんですね。当初は第2次基本計画の中に入っていたわけですけど、それもできなくて、今度の第3次計画の中に入れられたわけでございますが、越来小学校があと4~5年で 120歳を迎えるわけです。ですからできたらそれに間に合せてもらいたいというのがやはり今の父母のみなさんの意見でございます。できましたら、1日も早くということがございまして、やはり教育長が校長時代にもやはり子供たちの競泳力、ほかの学校に比べると相当、落ち込んでおりましたので、早急にいま重層設備の体育館もコザ中学校にできましたので、早めにひとつ越来小学校のほうも建設をしてもらいたいということでありますので、ひとつこれは要望に代えます。ひとつ 120歳までにはできますように、ご協力方をお願いしたいと思っております。 そして中学校のトイレの件についてなんですけど、これはやはり体育館と併合してクラブハウスと一緒にやるということでございます。平成12年の予定開始だということでございますので、来年は平成10年ですよね、来年期待してよろしいでしょうか。 それから4点目の安慶田中線の件でございますけど、地権者のほうが残土が流れないようにしてもらえば、残土を入れてもらうということでありますが、2カ月前に既に地権者のほうは先に申し上げたとおり、トタンでちゃんと閉鎖されているんですよね、ですからひとつ早めにそのへんの対策を取らないと、ああいう公式の場でみんなに公表しますので、そうすると当局としてもたいへんイメージが悪くなってくると思うんですよ。これはもう度々、その地権者の方は何かの集まりの場合にそういう話を出しますので、やはりそのへんは早急に改善していかないと、いろんなマイナスの面が出てきますので、どうぞそのへんは地権者と相談をしてやってもらいたいと思います。 そして街路樹については、必ず白椿じゃないんですね。やはり、白椿の場合はやはり生育的にもたいへん遅いという話も聞きましたけど、それよりはむしろやぶ椿ですね。これはやんばるへ行けば、生い茂っているのはたくさんありますので、それだったら街路樹に向くんじゃないかと思うわけなんですよ。本土産にしても沖縄ではあんまりいま伸びないのが状況ですので、やぶ椿であれば十分可能と思いますので、そのへんもう少し検討していただいて、是非その地域に合うような樹木の選定をしてもらいたいと思います。山内のほうがほとんど桃の産地で桃木を相当、植えられておりますので、ああいうふうにして、やはり地域にあわせて考えていかないと、もしそれができなければ、越来としてもほかの面にはまた協力しないと云々の話もございますので、これは本当かどうか知りませんけど、ひとつ建設部長、そのへんもひとつ念頭に入れられて、ぜひ検討をお願いします。 保育関係については、後で比嘉清吉議員のほうが詳しく質問されると思います。私はあと一つだけお聞きしますけど、クーラーについては、防衛庁予算のほうでできないものかどうか、公共施設ですから、そういう予算でできないものかどうか。いまあるのは結局、庁舎にあった古いのを持っていったわけですね。ですからほとんど故障して使えないのが現状ですので、そのへんはもしそういった国の予算が使えるんだったら、それを利用したほうがいいんじゃないかと思います。そのへんについてもちょっとお聞きしたいと思います。 更にO-157対策として、認可保育所の場合は、洗浄機とか乾燥機、そしてレンジ、冷凍庫などが入っているわけですね。公立の場合はそういうのが入ってないような気がするわけですけど、保母の話ではほかのものはいいにしろ、冷凍庫だけは是非入れてもらいたいという要望がございました。それについてもひとつお聞かせ願いたいと思います。 そして亀裂が生じては、やはり危険だと思いますので、改築が平成12年の予定ですので、それまで放ったらかすとちょっと危ないですので、越来小学校の体育館みたいに落として、ペンキを塗っておくか、そういう改善をしておかないと、天井がちょうど子供たちが遊ぶすぐ真上ですので、危ないような気がするわけです。それと関連いたしまして、遊具のほうも点検方をお願いしてあります。この間、調べてみたら遊具のほうも相当、危ないところがございましたので、そのへんのほうもひとつお願いします。 定員割れについては、やはり公立と普通の認可保育所とのいろんな施設の関係で、少なくなったのかと思いますが、そのへんについてはひとつ努力して、定員に満つようにしていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。
    山内盛順建設部長 残土の件は一応、トタンで囲いしてあるというお話ですが、トタンで囲いして、そのままトタンでそこの残土を入れた場合に、トタンで果たして大丈夫かどうか、というのはある程度、土圧でもって、もし大雨の時にそこに流れた場合に、当然、下流側の河川まで流れていくわけですから、そういうこともあって、そこはきちっとしたトタンでも、それ以外でもいろいろ方法あると思いますけど、そのへんの確認を地主と一緒にして、入れて後にそういう問題が起った場合に、いろいろ問題になりますので、そのへんをひとつ話をしてやりたいということです。 街路樹については、おっしゃるように、これは地域がそういう地域ですので、できるだけやはり大木になる木を植えるよりは、やはり花の咲く木がやはり適当かなという感じもします。そういうことで、現在、中部工業の下にそういうことで少し 100メートルぐらい改良してある所には、そういう花の咲く木をいま予定しております。ですから今後、白椿については先ほど申し上げましたように、これは街路樹として果たして適当かどうかも含めて検討させていただきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 越来だけではありませんが、クーラーの件ですが、これはおっしゃるとおり、庁舎のもので移した関係もありまして、非常に古くなって故障がちなところがあります。それで一挙に替えることはできませんが、扇風機も補いながら、徐々に改善していくということでやっております。 それからO-157の対策については、それは非常に万全を期しているつもりでございますが、一時期、そこは冷凍庫が故障していたようですが、これは改善して修理は終わっているようです。 それから平成11年と12年に嘉間良は予定しておりますが、それはやっぱり剥離したり、いろんな危険な状態というのはあるわけですから、そういったのはやっぱり用務員はずっと置いております。そして年1回は当然、係長を含めて、課長、全部、点検はさせておりますが、これまでもあけぼのは全部、たたき落として修理してやっております。そういうことで、安全策はとっていきたいと思っております。 それから遊具についても同じように、点検を進めさせていただきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 高江洲朝栄君。 ◎高江洲朝栄議員 本当にそういう建設箇所は改善する必要がございます。更にフェンスが壊れて中学生の出入りが多いんですね、越来保育所の場合は。やはり土、日曜日になりますと、そこのほうにたむろして、いろんなものもかき散らかして大変だと保母さんは嘆いておりましたので、そのへんもひとつ改善方をお願いしたいと思います。 いろいろ質問したわけですけど、予算等も伴うし、ひとつ当局も検討して、早急にできるように、そして一般質問も今回は26名と多いですので、8分は協力いたします。終ります。ありがとうございました。 ○瑞慶山良高議長 以上で高江洲朝栄君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午前10時50分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時51分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 渡嘉敷直久君。 ◆渡嘉敷直久議員 おはようございます。いま議長からもお話がありました。私は個人的にも少し、日頃からあまりよくない頭がちょっと冴えなくて、右目もちょっとおかしいものですから、ますますのこと手短にやっていきますけど、当局のほうは答弁を是非こういう頭を考えていただいて、的確に要点をついてよろしくお願いしたいと思います。まず平和月間についてであります。これはこれまでも5回も数えて、8月1日から9月7日までの間の行事というのは、民間団体の行事がたくさんあるということで、市民あげての平和月間になっているというように思います。いわゆる沖縄市が特に元気な時じゃないかと思います。 さて、今度もまた5回目を数えたピースランについても、これは 250名を超す人数が北は辺戸岬から南は平和の礎から沖縄市の平和モニュメントを目指したわけです。この間にいろいろな取り組みでNHK、琉球放送、沖縄タイムスなどのマスコミのみなさん方のご協力もあり、更に特に今回はFMチャンプラが電話インタビューをするとか、あるいは参加の呼びかけをするなど、非常に盛り上げに力を貸していただきました。更に平和月間全体を見ますと、例えばベトナムから今度はグエン・クイクイさんをお呼びして講演会をやるなどというようなこともあって、非常に多岐にわたる1カ月間の行事だったと思います。こういう事業がされる新川市政というのは、やっぱりそれなりの市政のすばらしい方向性だろうというように私は思っております。そこで今年度の平和月間の特徴的なことと、更に民間団体としてピースランの実施に協力する中で気づいたことですけれども、沖縄市の全面的なバックアップがこれからもそういう民間団体がやる取り組みについては必要だろうと思います。この件について、これからも是非、全面的に例えば役所職員の協力も必要でしょうし、あるいはほかの寄付のお願いだとか、その他についても市の協力も必要だと思います。こういう細かい面についても、市の全面的なバックアップがなされるというような決意をひとつお聞かせいただきたいと思います。これからも是非よろしくお願いしたいと思います。 2番目に教育行政についてであります。図書館建設については、これまでも幾度か取り上げてきていまして、特に今回、取り上げたのは、泡瀬自治会から地元議員として協力して、この実現に取り組んでほしいという要請の文書が来ているわけですね。東部地域への誘致が特に熱がこもっていまして、更にその上に条件として非常に恵まれているんじゃないかというような気がいたします。そういうことで、これまで當眞前教育長が積極的に取り組むという答弁をいただきましたけれども、比嘉教育長になっても当然、この件については全力を挙げて取り組まれることだと思いますけれども、決意と考え方を手短でよろしいですから、お聞かせいただきたいと思います。 移動図書館については、これは担当の職員のみなさん方と少し相談をして、取り上げたいと思いますので、今回は取り下げさせていただきます。 3番目に福祉行政についてであります。これはデイケアについては、先ほど高江洲議員からもありましたけれども、県内でも相当大きな問題になっているというようなこと、金額的に言っても文教民生委員会でも少し出ましたけれども、これだけではおそらく年間 5億円ぐらいいくんじゃないかと、これは大変な金額だと思います。1人で29日間もここに通って、36万円余りもこれだけでかかると、しかもはっきり申し上げまして、この方々を見た場合に病気ということじゃなくて、元気な方がほとんどだというような感じですね。これでひとつ問題なのは、金額がかかるということが一つと、もう一つはむしろデイケアで行かなければならない病気の方々、いろいろ故障されている方々がみんな元気だから、私は行ってはいけないのかなぁと、邪魔になるのかなぁというような逆のおかしい面が出てくるんじゃないかと、そういう懸念さえされる状況です。そこで8市の助役で対応を話し合ったというようなことが新聞でも言われていましたし、先程もありましたけれども、それなりの方向性が出ているならば、お聞かせいただきたいと思います。特段なければ、これはお答えいりません。 そして沖縄市の取り組みとしても、先程から調査をしているとかいうようなことがありましたけれども、是非、この問題は医療費がもう高騰して大変な状況ですので、この医療費削減に向けた取り組みをお願いしたいと思います。ちなみに95年度の国民医療費を見てみますと、27兆 2,000億円と、そのうちに老人医療費が 8兆 7,000億円、32パーセントを占めるというように言われているんですよね。これから先、ますます老人医療費はかさむわけですし、これは当然、必要な医療については、そのまま医療費の必要な分は出さなければならないわけですけれども、こういういま言ったデイケアみたいな本当にこういう状況でいいのかと、本来の趣旨は僕はすばらしいと思うんですよ。しかし中身として、やっていること自体が大変な問題だと思いますので、その件について、本来の趣旨と現在、問題になっている点について、当局として把握している分、お聞かせいただきたいと思います。 それから4番目にマルチメディアについてですけれども、これはこれまでマルチメディア特区に関する調査特別委員会で2~3見てきたことと、行政視察で行った分について申し上げて、当局の取り組みを要請したいと思います。トロピカルテクノセンター、TTCまでまいりまして、いろいろ向こうの事業の内容を説明していただきましたけれども、その中で一つはいま沖縄県内の住宅地図をCDロムに打ち込んで、これを1枚の図面として仕上げると、そうすることによって、例えば警察が全県で取り締まりをするとか、何とかという時に、どこらへんなんだというような図示が、県警本部のほうできちんと画面を見ながら指示ができるというようなそういう作業をやっているというようなことがありました。つまりこのマルチメディアというのは、いわゆる情報関係というのは、どのようなところからも仕事としていろいろ取り組みができるものだというような感じがしたわけです。 更にアメリカやカナダに行きましたけれども、アメリカのサンフランシスコではいわゆるこれまでベンチャービジネスという、つまり先端を行く企業については資本のある側が大幅に資本を投資をして、それで事業をやっていただくということをやっているみたいでしたけれども、今度の話を聞いたところによると、マルチメディア関係では大学生の時分から能力のある人については目を付けていて、そのまま卒業すると同時にそういう資本を持った方々がその人に会社を任せると、即会社をつくらせてやるというようなことまでやっているというようなことでした。 そのように見てくると、マルチメディアというのは、やっぱりじっくり私たちの回りを見て、市としてどれぐらいのことができるのか、単に言葉だけに踊らされるんじゃなくて、細かいところまで見た取り組みをしていただかなければならないんじゃないかと思います。特に私はNTTにいるのであっちこっと聞いているんですが、はっきり言いまして、マルチメディアとは何ですかと言われた時に、きちんと答えるのが簡単じゃないし、聞いても分かりにくいというのが実情なんですね。 例えば説明書きを見てみますと、文字や画像などの通信を統合した事業がこれからなされるので、それがマルチメディアだというような簡単な言い方をするんですけれども、こんなことを言ったって、誰も分かるはずがないので、そういう意味では役所の中にいらっしゃる若い方々を是非、人材育成をしていただいて、これからの取り組みをしていただきたいと思います。特に今度、いろいろ調べてみて感じたのは、あれは与那国でしたか、小さな町が70~80ページの冊子でこれからの地域でのこういう情報関係で地域の町づくり、村興しをする計画がきちんと出されているわけですよ。こういうようなところでもそういうようなものができるということは、それだけの取り組み、能力のある人たちが時間をかけてやっているわけですから、沖縄市としても若い人たちを是非、育成していただいて、これからの情報化社会の先端を行くような取り組みをしていただきたいと思っています。 それからFMチャンプラーの件ですけれども、同じような関係で言いますと、FMチャンプラーは沖縄市を非常に活発にして、賑やかにしていただいているというような感じがいたします。先ほど平和月間の話で申し上げましたけど、その他でも沖縄市の行事とか、あるいは市内の状況というのを全面的に取り上げて、すばらしい成果を挙げているものと思いますので、市としてもいろんな面でバックアップを是非よろしくお願いしたいと思いますし、特に放送する分ではアンテナの問題というようなことがありますけれども、そこらへんも含めて、できる分、是非お力添えをいただいたほうがいいんじゃないかと思いますので、そこのところのこれまでの経過とか、決意があればお聞かせをいただきたいと思います。 5番目に働く婦人の家の施設整備ということなんですが、これは台風で相当やられたので、働く婦人の家、大変じゃないかということでお聞きをしたら、確かに台風で瓦が飛んで、その瓦でガラスが割れてしまって、雨で畳が濡れたというようなことがありました。これは予備費できちんとしたらしいんですけれども、ただ考えてみますと、この建物はどうもこれから先、働く婦人の家のいろんな事業をやる面での対応するだけの施設になってないというようなところがいろいろ指摘されています。 例えばエレベーターを付けようと思ったらエレベーターは無理だろうし、身障者が利用できるように、スロープにしようと思ったら、スロープもあれでは幅の問題だとかいろいろあって駄目だと、下のほうのスポーツなどをやっている所があるんですが、そこも狭くてどうも少し人数が多くなると利用できないというようなことがあるわけです。そういう意味でこれまでもいろいろ出てきたんですが、是非ともこれを機に大幅に見直して、早めに建設されるような、次の新しいものをつくられる、この場所で無理ならばほかの所を探すというようなことも含めて考えていただきたいと思います。先程ありましたので、これは要望だけにしておきます。 それから6番目に米軍用地特別措置法に基づく機関委任事務がありますけれども、これを国の直接執行事務とする地方分権委員会の方針が出されたわけですね。これについては、全く今の国の、あるいは基地政策で言うならば、戦前回帰的な動きをしているのかなという疑問を持つわけです。つまり国の機関委任事務を直接執行事務とするということは、基地については国の意向でいくらでも利用できるというようなことになるわけですから、これは県民、市民の意見を全くきかないというような形にしかならないわけですね。その意味でこれは非常に問題があるし、更にこれと関わって日米防衛協力の指針、ガイドラインの見直し、これによると、一般の港湾だとか、空港さえもそのまま軍事目的で利用してしまうんだというようなことがあるわけですね。これは両方をセットしてみますと、軍事大国化を目指しているんじゃないかというような疑問さえ持つわけです。その意味ではこの問題については、市長としては当然、反対されるでしょうし、マスコミでそういうように取り上げられましたけども、市長はどのようにお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。 7番目に県のフリートレードゾーンの関係ですけれども、これは関税の問題だとか、その他の税金の問題等でいろいろフリーゾーンの形態がたくさんあるというようなことがあるし、更に全県をフリーゾーンにするのか、あるいは一部にするのかというようなことでいろいろ言われているわけですけれども、市としてどのようにとらえているのか、お聞かせをいただきたいと思います。このことと、マルチメディア特区の構想があるわけですけれども、そことの関わりがどうなっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 8番目に競輪問題です。これについては、去年の12月26日に業者は工事を続行してはならないということで、工事差止めをされているわけです。ところが実際には事業そのものをしてはならないという本裁判があるわけですね。この裁判については、9月4日に裁判がありまして、その中でおよそ2時間ぐらい意見陳述をしているわけですけれども、そこで業者のサテライト沖縄社側としては、この競輪問題については是非とも建設をしたいというような意向のようで、市民挙げての反対に真っ向から対立するような状況だという感じがするわけです。そこで市長、これから先、市民挙げての取り組みにする一つとして、総決起大会も当然、予想されるわけですね。市民の会の中でもその話が出ていますけれども、そういう場にここまで来たからには市長として参加して、建設反対の意思表示をきちんとなさる決意があるのではないかというように考えますけれども、いかがでしょうか。これまで太田建設に対しては建設断念の要請を正式文書でやっているし、久留米市に対してもそのことを正式文書としてやっているわけですね。このように考えた時にこれは当然、市長としてそういう意思表示を市民の前に明らかにする必要があるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 私も会社が社長が一緒なので、太田建設というような話をしましたけれども、会社としてはサテライト沖縄社なので、その点は少し訂正しておきます。 最後に市長の三選出馬に向けた決意についてであります。新聞を見てみますと、来年4月執行予定の沖縄市長選挙に新川秀清市長が出馬するようにということで、後援会からの正式の要請があったようであります。これについては市長は前向きに検討したいというように答えられているわけですけれども、いかがでしょうか。その点をお聞かせいただきたいと思います。これまでこの2期間を見てきた時に、沖縄市の平和・福祉・文化を基調とする行政については、高い評価がされていいと思います。特に基地行政等については、大田知事の代理署名拒否で盛り上がった沖縄問題に全国的に目を向けなければならないというところまでいった一つの大きな力として、新川市長が沖縄市として代理署名をきちんと拒否したと、那覇市と二市がこのことをきちんとした上で、県がああいう姿勢を打ち出したという一つの大きな力になったわけであります。 更に先程から言いますように、平和月間等についてもこれは毎日新聞の自治大賞の奨励賞を受賞するなど、高い評価があるわけですよ。福祉面でももちろん、例えば介護支援センターだとか、あるいはその他の福祉の関係でも多くの実績を残しているわけですから、この件は高く評価されるんじゃないかと思います。更に市長がせっかくやりかけてきたものとして、東部海浜開発があります。これは保守市政の時分に地元の合意を得ることなしに、ストップをさせられて、それを新川市政に受け継いで、地元と十分、話し合いをしてきちんとした東部海浜の開発構想を打ち出したわけです。それがここまできて、来年度は工事着工の目処までつくようなところまで来ているわけです。これを新川市長の下で成功させる、こういうことが是非とも必要だろうというように私は思います。その意味では是非とも市長が決意をされて、やり残したすばらしい夢ある仕事がたくさんあるわけですから、これを是非やっていただけたらというように考えているわけです。 こども未来館についても、いま着々と話が進んでいまして、沖縄市に建設されるということが話が進んでいるわけですから、市長の決意のほどをお伺いいたします。以上であります。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時11分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時22分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 答弁を求めます。助役。 ◎嘉陽榮憲助役 福祉行政の中でデイケアについてでありますが、近年、マスコミ等でも取り上げられまして、大きな関心を呼んでいるところであります。デイケアそのものにつきましては、おっしゃっておられますように、痴呆等の精神障害を有する患者、または脳血管疾患等に起因する運動障害を有する患者の心身機能の回復、または維持を目的として行うと、大変すばらしい制度であるわけです。ただ言われますように、年々デイケアに行かれる方々が増えております。本市もそのほかではありません。平成9年度見込みで約 5億円ぐらいになるであろうというように見込んでおります。そういう中で、適正な治療が行われているかというような疑問等が出てきておりますが、私どももその実態について、全部ではありませんけれども、調査をしております。ほかの市においてもそういうことでありまして、先般、9月3日に8市の助役が集まりまして、その実態をご報告し合いました。 そこで市町村においては、実態は行っている数とか、あるいは先ほど答弁しました費用とか、そういうものは分かるわけですが、これはあくまでも医療機関、施設、医者の診断によって行われるものであって、そこまでは市町村は立ち入ることはできないので、医療機関、施設に対する指導はあくまでも県の立場でやっていただく筋のものであるというようなことでございます。そういう実態を報告し合いながら、更にそれぞれ10市の担当者で集まってもらって、それを更に分析をし、来月10市の助役会を予定しておりますので、そこで更に話し合いをして、併せて県とも協議を進めてまいりたいというようなことで、いまこの件については取り組みをしているというようなところでございます。 ちなみに言われておりますように、老人医療費がかなり伸びてきているということでございますが、本市もそのほかではありません。平成7年度一人当たり78万円、平成8年度は88万円、更に平成9年度は94万円と、こういうように年々伸びてきていることはそのとおりでございます。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 平和月間についての取り組みということで、これは今回、5回目を数えてきております。今回、5回目ということで、市の主催する事業、これが平和の日の行事等々を含めて、総動員数と言いますか、これが 3,569人でございました。更に民間団体が主催する平和行事、これが 7,922人で、11,489人ということで、毎年毎年、平和行事に対して参加者が増えているということで、なおいっそう平和月間中の行事が認識されてきているというように考えております。 おっしゃっておりますように、市の主催する行事、あるいはまた民間団体がする行事等については、市役所のホール等の活用等々も行っております。パネル展もそうでありますけれども、更に市民団体でつくっている市民平和ネットワーク、フーチバーネットと言いますけれども、こういう団体の参加が非常に多くなっているということでございます。 引き続きまして、市としてもこの民間団体の平和行事に対して、積極的に取り組んでいきたいというように考えております。それから県のフリートレードゾーン構想についてということで、その中でマルチメディア特区との関わりがございました。これは中城湾港について、県の国際都市形成構想の中にマルチメディア特区が位置づけられております。そういうことで、この特区の関わりということですけれども、この特区の中では郵政省がいま進めていますいろんな優遇措置があるということで、特区の中で税制優遇措置のことが出てくるということであります。例えば法人税の軽減措置の問題等々がその中で運営されていくというようになると考えております。以上です。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎比嘉憲秀教育長 いまさっきの渡嘉敷議員の新図書館建設に向けてのご質問にお答えいたします。この件につきましては、前の當眞哲雄教育長が大変すばらしいレールを敷いていただきましたので、そのレールに乗っかりましてやっていけることを感謝申し上げております。先程、補正第2号の予算で先進地視察の予算をとおしてご承認いただきまして、感謝を申し上げております。そして早速、平成10年には専任の職員を置きまして、図書館建設準備室の設置をしたいと考えております。そしてそこで建設推進委員会の設置、それから図書館建設基本構想策定委員会の設置などをして、着々とできるだけ早く建設を進めていきたいと考えているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 まず米軍用地特措法に基づく機関委任事務の国の執行についてでありますが、これにつきましては、県それから関係市町村が一体となりまして、国のほうに地方分権推進委員会の第3次勧告に対する要請を出してあります。その主旨については、今の地方分権の流れの中で、従来、地方自治体に一部委ねられていた事務を全て国の直轄でやるというようなことについては、分権の流れにも沿うものではないというようなこと、それから地域の地主のみなさん方の財産権を保護するという立場で、その意思を表示できることに対する地方の関与できる立場というのを確保すべきであるというようなことで、県の軍用地転用促進協議会でも要請を行っているところであります。これまで新聞等でも申し上げてまいりましたように、そのような考え方に立って、これには多くの問題があると、現在の分権の流れにも沿うものではないというように考えているところであります。 それからいま大きな議論になっております県のフリートレードゾーンの問題でありますが、これについては先だって県のほうから各市町村の首長を集めまして、この県案に対する説明を受けたところでございます。その中でいま新聞にもありますように、いろんな課題があります。経済界においても賛否両論あることもご案内のとおりでありますし、また市に対しましてもゆいな農協、コザ農協、こういったところから反対の立場の表明がありますし、その線に沿って農業を守る立場で考えてほしいというような要請も受けているところでございます。 一方、観光を中心とする団体等からのもありますし、いろいろ議論もあるわけでありますが、市といたしましては、いま県の示された素案等も十分、勉強しながら、今後その案に対する対処策を検討してまいりたい、こういうように考えているわけでございます。いずれにいたしましても、今後の振興策との絡みでこれが将来の沖縄にとってプラスになるのかどうかという大きな議論があるところでございますから、慎重に対処してまいりたいと考えているところであります。 それから次に三選に向けての決意をということでありますが、これまで2期7カ年余にわたります市政運営について、ただいま渡嘉敷議員のほうから評価もいただきまして、感謝を申し上げるところでございます。これまで私はこの2期の間、沖縄の三政党、そして社大党、社民党、それに共産党、公明沖縄、こういった各政党をはじめ民主団体、市民の方々のご推薦をいただいて市政を担当させていただきました。その間、議員のみなさまをはじめ多くの方々に格別なるご指導ご鞭撻を賜りましたことを改めてお礼を申し上げたいと存じます。 おかげをもちまして、いろいろな評価もあろうかと思うのでありますが、これまで市民とお約束をしてまいりましたその政策について、これを実現することができたと考えておりますし、また実現には至ってはおりませんけれども、芽出しをすることができたのもかなりあると考えているわけでございます。 一方、コリンザの完成が間近でございますけれども、その運営について、今後、しっかりした体制づくりが必要でありますし、また官房長官の懇談会でも提起されてまいりましたこども未来館と、その周辺整備と更にこれまで沖縄市の 100年の大計として推進をしてまいっております東部海浜開発事業の推進、更に市街地再開発事業、区画整理事業の推進、また全県的な課題でもございますけれども、基地の整理縮小と跡利用といった問題など、これから全力を挙げて取り組まなければならない重要な課題も山積していると考えているわけでございます。 またただいまのご質問でございましたけれども、フリートレードゾーンの問題をはじめ、本市の商工業の活性化と雇用の場の創出等についても緊急、そして重要な課題があると考えております。私はまだ9カ月余の期間を残しているわけでありますから、この間、全力を挙げて市政執行にあたっていきたいという考えを持っているわけであります。と同時に、昨日後援会からも引き続き支援をしていきたい、こういうようなことの要請もいただきました。たいへん光栄なことだと思っております。これからこれまでご支援をいただきました各政党、そして民主団体、市民のみなさま方のご理解、ご協力がいただけるならば、引き続き21世紀に向けて花開く沖縄市づくりのために全力を傾注してまいりたいと考えているところであります。 これまでの市政運営につきまして、私の未熟な点、あるいはまた不徳もございまして、市民のみなさん方にご迷惑をおかけし、また議会のみなさん方にも大変ご心配をおかけしたことも多々あったかと存じますが、このことにつきましてはご批判を真摯に受けとめて、今後これを糧としながら、粉骨砕身頑張っていくべきではないのかというように考えているわけでございます。今後とも議員諸賢をはじめ市民のみなさまのご協力とご理解がいただければ大変ありがたいと、こういうように考えているところでございます。 サテライト沖縄につきましては、これまで大変ご心配もおかけしてまいりましたが、繰り返しお答えしておりますように、今の状況の中でこの建設に反対であるという市の立場を口頭、また文書でも繰り返し表明をしてまいりました。その姿勢を堅持していきたいというように考えております。そして市民大会等における意思表示についてでありますが、市は市の立場としてこれまで明確に意思表示もしているわけでありますが、今後、そのようなことについてはその時点で慎重に検討させていただきたいと、こういうように考えております。いずれにいたしましても、従来の姿勢を堅持してまいります。 ○瑞慶山良高議長 渡嘉敷直久君。 ◆渡嘉敷直久議員 比嘉教育長、平成10年に専任の図書館建設委員ですか、そういうような方々も配置するということで、具体的に動きつつあるので、是非これは頑張っていただきたいと思います。これはずっと前からいろいろ言われていることですし、私は個人的には当選1期目からずっとこの件を取り上げてきたんですけど、特に泡瀬地域については、もうずばり申し上げますけれども、条件も良いしいろいろな回りの協力も得られるというような話もありますし、そこらへんも含めて考えていただいて、早期に実現するようにお願いしたいと思います。 それから3番目のデイケアなんですが、これについては、いま制度そのものの主旨は確かにいいと思うんですけれども、現実にやられていること自体について言うと、どうももう相当な疑問があると、はっきり言って否定的ですね、この制度自体が。これが改まらない限り、私は組織的に話し合いをしたわけじゃないんですけれども、個人的に言いますと、これが改まらないぐらいだったら、一人で36万円ぐらい月にかかる話だとすると、むしろ県内まとまって、この廃止を打ち出していいんじゃないかというぐらいなんですよ。きちんとした規制と運用そのものをちゃんとしたものにしていただきたいと思うんですが、この件をそこのこれからの考え方を、ここらへん具体的に出せるのかどうか、それをひとつお聞かせいただきたいと思います。簡単でよろしいですから。 それから市長、これは約束した公約、政策を実現してこられて、花開く21世紀に向けた沖縄市づくりをというようなことで決意されていらしたし、更にこれから取り組まなければならない課題がいくつかあるわけですね、大きなものが。その点を考えた時に当然、頑張っていただく以外にないので、是非、全力を挙げてこれからの市政運営にあたっていただいて、三選に向けた活躍をご期待申し上げます。 今の競輪問題、サテライト沖縄の関係で言いますと、市長、ここまで来たんだから、市民の総決起大会の場に参加して、きちんと反対の意思表示をするぐらいの決意をすべきじゃないかと思うんですが、そこらへんどうなんですか、この2点をお聞かせいただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 助役。 ◎嘉陽榮憲助役 デイケアについては、これは非常に大事だと思っています。制度もいい制度だと考えております。ただおっしゃっておられるように、この運用の仕方が問題だろうというように考えます。そしてデイケア、あるいはデイサービス、あるいは在宅ケア、いろんなものがあるわけですが、そういったものを正しく理解をしていただき、運用していただく、そういうことが一番大事だと思っているんです。そういうことで、市ができる部分はそういうようなことに対する正しい理解を市民に深めていただくこと、なお一方では先程も申し上げましたが、その施設につきましては、県のほうでこれは指導機関になっていますから、その機関が正しくこれを運用していただくようにというようなことは、県とも話し合いをしながら、県のほうから指導をしていただくと、そういうことをやっぱりやっていく必要があるだろうというように考えております。いずれにしてもこのままではいけませんので、各面からの検討が必要であり、対策が必要だというように考えております。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 市民大会への参加を決意すべきじゃないかということでありますが、市の姿勢については先程もお答えしたとおりでございまして、今後、それを堅持しながら、どういう方法で市の意思を市民のみなさん方にお伝えをするかという一つの方法のあり様だと思っております。そういうようなことで、今日までの姿勢を堅持しながら、今の大会等については、その段階で更に検討していきたいということでございます。 ○瑞慶山良高議長 渡嘉敷直久君。 ◎渡嘉敷直久議員 最後に要望を申し上げておきます。まずデイケアについてですけど、これはデイサービスがせっかくあるんですよね。ところがデイケアがデイサービスを取り崩しているような感じの部分があるわけですね。せっかく設けられたデイサービスというすばらしい制度自体が全く、語弊があるかもしれませんけれども、ないがしろになるのかなというそういう疑問さえあるわけですね。その意味ではこの問題はやはり沖縄市は沖縄市の抱えているきちんとした具体的なものが表れているわけですから、県にも申し上げて、ちゃんとした対応していただきたいと思います。これについては、お隣にいらした故仲泊議員が一生懸命取り上げていらしたし、私たちも一緒に頑張ってきたんですけれども、これからもそういう方々の遺志も継いで、是非みなさん、市当局としても頑張っていただきたいと思います。 それから市長、市民大会への参加ということですけれども、これについては是非、意を決して、前向きに、市長三選の決意まできちんとなされたこともあるし、この件でもきちんと市長、自らの判断でそれなりのものを出すということをお願いして、一般質問を終ります。 ○瑞慶山良高議長 以上で渡嘉敷直久君の一般質問を終ります。島袋邦男君。 ◆島袋邦男議員 今日は一般質問者が多くてだいぶ詰まりそうなので、スピーディーに一般質問をさせていただきます。通告に従って一般質問をさせていただきます。まず質問事項1.市内中学校における部活の車両についてであります。中学校の部活動、体育系、文化系がありますが、部活の盛んな学校は必然的に専用車両と言いますか、生徒が多く乗れる車、マイクロバス等がなくてはならないものになっているのが実情ではないかと思っております。現在、市内の中学校8校で何台の車両が部活の専用としてあるのか、維持管理、保険、名義はどのようになっているのか、教えていただきたいと思います。 また近隣市町村は、特に中頭地区の中学校では部活の車両はどういう扱いになっているのか、教えていただきたいと思います。まずは新しい教育長に就任されました比嘉憲秀先生、これから子供たちの教育の向上のために頑張ってもらわなければなりませんが、教育長の考えを含めて、ご答弁をお願いいたします。 次に質問事項2.沖縄市環境クリーン促進条例についてであります。この条例は平成8年4月1日、昨年から施行されておりますが、市内の自動販売機に商品を入れている飲料業者のこの条例に対する認識はどのぐらい予想されるか、どのぐらい持っているとお考えか。また事業者は空き缶等の散乱防止を積極的に実施していると思われるか、市民部長、はっきり現状、実態をお聞かせ願います。 次に質問事項3.東部海浜についてであります。今年の1月30日に県と沖縄市で仕事の明確化、施工区分が協定書として作成され、埋立免許の取得に必要な業務協力の覚書が交わされ、沖縄市の活性化に大いに寄与するであろうと期待をする者の1人でありますが、ここに来て建設関連の企業がたいへん心配をしております。この事業が凍結するかもしれないという噂も飛んでおりますが、現在の進捗状況といま抱えている問題があったら、教えていただきたいと思います。 次に市民小劇場「あしびなー」についてでございますが、これも進捗状況について説明をしていただきたいと思います。 次、質問事項5.市長選についてであります。渡嘉敷議員からも質問がありまして、渡嘉敷議員への答弁、重要な課題が山積している。現在、9カ月の在任期間が残っているから、全力で市長としての職務を全うしたい、市民、関係団体の理解が得られれば、次も頑張りたい云々ということで、少し長くて不透明で分かりにくかった。三選挙に向けて強い意欲、強い意思をもって三期を目指すのか、もう一度、はっきり力強い答弁をお願いいたします。頑張ります程度でよろしいです、お願いします。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 沖縄市民小劇場「あしびなー」についてでございますが、進捗状況のお尋ねのようでございますが、おかげさまで非常に順調にいってございます。現在、13パーセント台でほぼ予定どおり進捗してございます。平成10年2月末には完成して、5月にはこけら落としに向けて頑張っていきたいと、そのように思っております。ひとつよろしくお願いします。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 質問事項2.沖縄市環境クリーン促進条例についてお答えいたします。議員がおっしゃるように、平成8年4月から環境クリーン促進条例の施行により、空き缶等のポイ捨てによる散乱を防止するために、環境衛生課といたしましては、これまでに各家庭にチラシを配ったり、あるいは地域の一斉清掃をして環境の美化に努めているところでございます。 これまで自動販売機設置業者へ条例の主旨説明をして協力をお願いしているところでございますけれども、これが十分には守られてないということで、去る8月にも販売業者へ空き缶回収容器の設置を再度、指導いたしているところでございます。これからも空き缶回収容器が設置されてないものについては、適宜に回収容器の設置および販売業者への指導に努めてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 東部海浜開発局長。 ◎金城功東部海浜開発局長 島袋議員の心配されている質問にお答えさせていただきます。噂では凍結の話が出ていると、非常に私たちとしてはそういう話がどこから出たかよく分かりませんが、そういうことは毛頭ございません。現在、沖縄市と沖縄県が一緒になりまして、東部海浜開発埋立事業の埋立申請に向けて、運輸省と着々と協議を重ねているところでございます。何分、埋立事業というのは一朝一夕にゴーのサインが出る事業ではございませんので、何分そういう時間のかかるところに心配の種があるんじゃないかと思うわけですが、現在のところ、県と市はそれぞれの事業区分についてのその立場立場の角度から、運輸省の各課、特に管理課と環境整備課、そういうところと協議を重ねておりまして、埋め立て必要理由、それから規模の算定等、いろいろ各面から協議を重ねているところでございますので、いま暫く埋立免許が取れるまでの間、見守って激励していただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 先程お答えをしたわけでありますが、まだこれまでの支持をいただいた政党、それから団体等の調整も残されているというように伺っているわけでありますけれども、先ほど申し上げましたように、こういった方々のご理解をいただいて、三選に向けて頑張っていきたいという決意であることを申し上げたわけであります。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎比嘉憲秀教育長 ご質問にお答えいたします。台数は何台かとおっしゃっておりましたが、台数は10台ございます。美里中学校からずっと8校ありますけれども、沖縄東中学校が2台持っておりますので、合計10台ということになっております。そして車両の名義でございますけれども、ほとんどがPTA会長か、元PTA会長さん、そして便宜上、修理工場の経営者の名義になっているのもございます。そしていろんな費用がかかりますけれども、その費用は例えば安慶田中学校ですと、任意保険が 5万 5,950円とか、燃料費、修繕費が17万 1,555円等となっております。そして大事なことは、この学校に車が必要であるということは、もう十分、議員さんも私も全く同感でございます。それで今後、この維持費につきましては、どうするかにつきましては、たいへん問題でございまして、今後、県や各市町村、関係機関等と問題提起をいたしまして、その解決、いい方法を見付けたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 島袋邦男君。 ◎島袋邦男議員 比嘉憲秀先生、私は関係市町村と一緒になって、県に問題提起するということを、今の答弁を聞きたかったわけです。PTA連合会でも、この何年間かの課題でありまして、市内には10台の部活の専用の車両があるということですよね。それで名義もPTA会長の名義になっていたり、元会長の名義になったりということであります。ある中学校ではうちの校区じゃないんですが、PTA会長さん、名義のほうを頼みますと、こういうようにお願いされたら、問題があった時には次から私はPTA会長はしませんということもあったわけです。部活に車両がたいへん必要なのは、教育長も私もPTAもみんな一緒であります。ただ問題があった時に、要するにA中学校、B中学校、C中学校と市内の10台の学校の車両はこの各学校の名が入っているわけです。事故があった時の責任ですよ。それをどうするかということのほうがいま本当に問題になっておりますから、ある学校は名義人になる人がいませんで、学校の先生が名義人になっております。ですから事故に遭った時のことを考えれば、大変ですね、恐ろしい結果になろうかと思いますから、中頭の教育長会議、および全県的な教育長会議があれば、教育長のほうで提言していただきまして、県のほうを動かすように努力していただきたいと思います。頑張ってください。これでいいです。 沖縄市の環境クリーン促進条例でございますけれども、市民部長、よく分かっていると思いますが、ほとんど、自動販売機の側には缶入れ容器がないのが現状ではないかと思うんですよ。大きいスーパーですとか、そういった所にはあります。だけど小さいまちや小的な所の側にあるのは、ほとんどなくて本当に空き缶が転がっている状態で、転がっているのが車に当たって、窓ガラスが割れかねないようなことも多々あります。この前の台風でもかなり空き缶が散乱いたしまして、私も照屋に住んでおりますけれども、空き缶かたづけをしたこともありますから、十分な指導を含めて、沖縄県の清涼飲料協会ですか、そこは卸元ですかね、そういった所に強い要望を、この条例は罰則規定がないからどうしようもないということではいけませんので、毎年、総会とか、そういったものがあれば、強いお願いをしていただきたいと、毎年1回、去る何月ですか、空き缶散乱防止対策、防止キャンペーンなどというものも、夏場でありましたから、彼らにそういうお願いをすれば、小売業者に何かの名目で容器をあげるような策も取ろうかと思いますから、それを十分、協議をしていただきたいと思います。 東部海浜開発について、問題はないようですね。順調にいっているということで、ほっといたしました。埋立免許取得を是非、全力で取れるように頑張っていただきたい。市長、頑張ってくださいよ、これはね。 そして市民小劇場「あしびなー」について、これも順調にいっているということで、ほっとしました。来年の5月のこけら落としは素晴らしいものにしていただきたいと思います。 最後の市長選についてであります。関係団体の調整が残っているようですけれども、体調を崩さず、これはエールでありますから、是非出ていただきたいと思います。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 以上で島袋邦男君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午後0時02分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時00分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 次は与那嶺克枝君でございますが、江洲眞吉君との交替をしたいという申し出があります。それを許可をいたします。江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 みなさん、こんにちは。8番目の予定でしたけど、与那嶺克枝議員にお願いしまして、4番目にさせていただきます、よろしくお願いいたします。では一般質問をさせていただきます。先に基地内上水道問題についてお伺いをいたします。沖縄市水道事業の沿革に次のように書いてありますので、ご紹介したいと思います。 初めに、沖縄市水道事業は昭和63年6月19日で通水30年になった。開始は沖縄戦の終結から13年後であり、更に通水に至るまでは14年間の胎動がある。住民は戦禍から立ち上がるために逸早くトタン葺きのバラックやテント小屋で生活を始めたが、嘉手納基地の建設が進むにつれて、他の地域からの人口流入が激しく、基地に依存した形での街づくりが顕著になってきた。基地を背景とした街づくりの要請として、水道敷設が急がれることになった。水道敷設が基地と隣接した旧ビジネスセンター通り、現中央パークアベニューから着手されたのもうなずける。また水道事業の創設当初においては、米軍の水道政策による事業計画の変更を余儀なくされるなど、幾多の困難を経ながら、今日まで30年の歴史を歩んできたとあります。 そこで何点かお伺いいたします。米軍の水道政策とは何か、ご説明ください。事業計画の変更を余儀なくされるとは何か、ご説明ください。幾多の困難の中に米軍関連がありますか、ありましたらご説明ください。 現在、基地内は水道法を守っていますか。守っていませんか。お伺いいたします。守っていなければ、日本の水道法の何条を守ってないか、条文を説明してください。基地内で水道上、どういうトラブルが発生しているか、あるのであれば説明してください。 次に基地内下水道問題について、お伺いをいたします。FAC6044キャンプ・フォスター瑞慶覧基地の下水道使用料徴収問題については、北谷町、北中城村、宜野湾市と協議を重ね、解決策については下水道課、土木課と評価をいたします。大変ご苦労さまでした。そこで嘉手納基地の下水道の徴収問題、 4億 3,000万円の進捗状況を説明してください。FAC6044キャンプ・フォスター瑞慶覧基地は算定方法はどういう方法ですか、再度説明してください。嘉手納基地も同じ方法の算定の仕方でしょうか、説明してください。 地方交付税についてお伺いいたします。平成9年度沖縄市一般会計補正予算(第2号)歳入歳出予算補正の中で、地方交付税の 4億 5,335万 9,000円の歳入があります。簡単な説明をもう一度、お願いします。 4億 5,335万 9,000円の歳入は多いか、少ないか。多ければ、なぜ多いか。少なければなぜ少ないか。審議の時に答弁を求めましたが、国有提供施設等所在市町村助成金が昭和62年度、63年度、 4億 9,116万 4,000円同額、平成元年度、平成2年度、 5億 1,215万 6,000円同額、平成7年度、平成8年度、 5億 4,220万 2,000円同額となっています。国有提供施設等所在市町村助成金が同額の年度があるというのは不自然に思います。沖縄市財政問題委員会を強化し、特に歳入、基地関連面に取り組むべきではないでしょうか、お伺いいたします。 特別地方交付税についてお伺いをいたします。特別交付税は特別の事情が認めらる市町村に応分に交付されるものである。沖縄市は特別交付税の要求をしたことがありますか、お伺いいたします。 こども未来館についてお伺いいたします。県構想、市構想はどうなっていますか、お伺いをいたします。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後2時05分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時06分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 水道局長。 ◎仲宗根健昌水道局長 お答えいたします。非常に時間が短いので、端的に申し上げたいと思います。水道事業は創立以来、来年6月で40周年になります。そういうことで、もう長い歴史の中で、水道事業がスムーズに運営されたことは、議員諸賢のご協力の賜物と感謝申し上げております。ただいまご質問の当時の米軍の水道政策というものがございまして、特に旧コザ市は当時の米軍の統合上水道の水源地の上流に位置しておりまして、私たちコザ市の水道事業は白川橋の近辺を水源地として、その水源地から今の八重島配水地に浄水場をつくって、そこに水を上げて給水するという認可申請をいただいておりましたが、そこから水を取ると米軍の水源地は枯れてしまうと、おっしゃるように、いま比謝川の下流では米軍が取っておりますから、上流でコザ市が取ってしまうと、米軍の水道事業はできないということになりまして、米軍の水道政策に触れるということで、旧コザ市の水道事業はそれじゃあ許可しないということで、たくさんパイプも買ってありましたし、そういうものとの関係で許可されませんでした。 それでその買ったパイプをどうするんだということで、一時、米軍といろいろやりまして、そのパイプは米軍が全部、引き取るというような条件づけでありましたが、1本も引き取りませんでした。そしてこれはその後から沖縄県であちらこちらに製糖工場ができましたので、製糖工場の冷却用水に使うパイプがあっちこっちから欲しいということで、譲り受けるということで、あちらこちらの製糖工場に譲ったという経緯があります。そういうような政策のことで、私たちの水道事業は変更された。 そして米軍の水道パイプから、その時にはまだ琉球水道公社というのはできておりませんでしたので、直接、米軍の水道管の途中からパイプを引いて、例の今の一番街入口、元の大阪屋の時計店の前で米軍とのパイプを接続する、それで給水が始まったというようなことであります。これが今までの経緯でありますし、更に嘉手納基地内は沖縄市も嘉手納町も、それから北谷町も各々の事業認可を得ております。 水道法第6条にはこう書いてあります。水道事業を経営しようとする者は、厚生大臣の認可を受けなければならないと、あるいは一般側も水道事業をやる場合には、市町村が経営するものとする。原則としては市町村が経営するんですが、その他、簡易水道とかがあります。そういう場合にはその区域を含む市町村の同意を得なければならないというようになっておりまして、嘉手納基地は北谷町も沖縄市も嘉手納町も各々の地域は認可を得ているけど、各々の市町村が直接給水できない、だからこれは本当は今は思いやり予算で施設局がやっておりますから、当然、各市町村から給水できるように、配管替えをしないといけないわけですよ、もう復帰後20何年なりますから。だからいまそういったような無法地帯というのか、法が守られていない水道事業がまだあるということでございます。 そういうことで、万やむなくいま3市町村で協定書を結んで、その給水する口が沖縄市にありますから、沖縄市が給水代表となって按分しているというような状態で、これも本当は公営企業からすると、違法でございます、配分するということは。全然企業でしない、何もしないところへお金の配分ということは、不労所得でありますので、それはいけないことです。そういうことで、これは逸早く守っていただきますようにということで、去る基地関連のものとして市長から防衛施設局、国に対しまして、嘉手納基地内の施設整備を早くやっていただきたいということで要請をしているところでございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 3点ほどあります。まず1点目の嘉手納基地の下水道への接続換えについて、これまでの経過をということですが、平成6年からこれまで9回にわたりまして、それぞれ3市町村の事務局のほうで、協議を重ねてまいりました。その間、その後に助役会議、それから首長会議まで開催されましたが、まず最終的には合意形成ができなかったということについては、いわゆる使用料の按分について合意に至らなかったということでございます。 それぞれの市町村の案が提示されまして、面積割とあるいは地域が北谷町への流末処理が北谷町にいっている関係で、そのへんを加味した按分の方法と、更に上水道に基づく按分の方法、そういう大まかに分けて、この3点ほどのそれぞれの市町村の案がございまして、これまで首長会議まで協議を重ねたが、合意に至らなかったということでございます。 現在も引き続き、助役会議、あるいは担当者会議を引き続き行っております。その按分の方法についても、いろいろ提起されておりますが、一応その按分が按分の問題と併行して事務局サイドで、手続等がございます。その手続等についても、その会議と併行して、事務が進められないものかということで、現在、協議している最中でございます。キャンプ・フォスターの料金の算定方法につきましては、前の規約の審議にもご説明申し上げましたように、上水道の給水量に基づいて料金を徴収するということでございます。 嘉手納基地についても、基本的にはやはりそれを踏まえて、私どもは主張しているわけですが、そのへんはこれから三者協議で詰めているところでございます。 徴収方法については、キャンプ・フォスターの場合は、北谷町に事務局を定めて、その事務局のほうで徴収していただくということになっております。ちなみにキャンプ・フォスターについては、按分率は給水量に基づいて、沖縄市は2.45パーセントという按分率になっております。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後2時16分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時17分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 ちょっといま数字の間違いがありましたので、訂正いたします。按分率については 4.245パーセントでございます。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 基地交付金関係ですけど、まず交付税、今回の補正で 4億 5,359万円を補正いたしました。これは今回、基地所在市町村に対する傾斜配分が主なものでありまして、これが 4億25万 5,000円の増であります。その残りの差額については、一般地方交付税関系の分での増額だということで、今回 4億 5,359万 9,000円を補正したわけであります。 この補正について、多いか、少ないかということですけれども、もちろん多いことに超したことはないということで、この算定については、きちっと資料がございまして、そのとおりに交付されているというようなことになっております。 それから財政問題研究委員会が市にございます。これについては助役を委員長として担当部長と、収入役等も入っておりまして、これについては庁内の沖縄市の財政問題研究委員会ということで、いろいろこれまでも財政健全化に向けて、取り組んでいる経過もございます。 これについては、庁内の財政問題研究委員会でありますから、場合によっては基地との関わり等々も出てくる場合もあるというようなことで、いろんな専門家のみなさんも入れながら、場合によっては講演を聞きたいということも計画、これからやはり検討していく必要があるというようなことも考えておりますので、そのようにご理解をお願いしたいというように思います。 それから特別交付税の件で、国に要請をしたかということですけれども、特別地方交付税については、災害問題であるとか、基地があるがゆえに財政需要等が加算されるというようなことがございます。この件については、毎年度ですけれども、県を通じて、そういう資料をあげて要望しているというような状況になっております。そういうことでご理解をお願いしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後2時19分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時20分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 こども未来館の進捗状況ということですけれども、未来館については去る6月で調査経費、それから基本構想等々の経費について、予算を計上しております。いま現在、基礎調査等々を進めていかなければならないということで、そういう検討に入ってございます。更に基本構想についてもそうですけれども、まず基本構想の検討項目等の調整、これもあるわけです。申し上げますと、こども未来館の位置の問題、あるいは整備コンセプトの設定、整備基本方針の設定、それから事業構想、整備事業構想、施設管理の検討ということで、こういうことが基本構想の中に盛り込まれますので、こういう調査をいま進めているということであります。 更に今は県とのいろいろ詰めもしている状況でありまして、これはいま県とも設置後の運営経費をどうするのかということもございまして、こういうことを県と詰めて、精力的にその作業を進めているということで、いずれ県と市との関わり、協定合意書と言いますか、こういうものをきちっとつくりまして進めていくというような県との調整をいま進めているという状況でございます。 ○瑞慶山良高議長 江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 基地内の上水道、水道の問題ですけれども、非常にこれは大事な点だと思うんです。国が法律をつくって国が守らないということはあり得ないんですよね。各市町村とも沖縄市を含めてしっかり守っていると思うんですよ。それで基地内だけは守らないと、国が指導すべきものをやらないということは、これは非常におかしいですし、水道法の第6条ですか、ご紹介いただきましたけれども、単独事業で各市町村がやるべきであると、であるならば基地内での沖縄市、北谷町、それから嘉手納町、別々に自分の所から水道を引いていって、そして後からは自分の住宅のところで、各市町村の水道を使うと、そういう方法が一番の水道法上の適切なやり方である。基地は守らないわけですから、そういうことを防衛施設局は守ってこない、守れない。このことにおいて、沖縄市が損害を受けていませんか。 例えば、先程、建設部長がおっしゃった下水道にも大きな影響を与えているんですね。 4億 3,000万円が取れない。これは上水道がしっかりやっておけば、上水道に基づいて、キャンプ・フォスター基地は上水道に応じて、この下水道はいただけるわけですから、見えてなくても、そういうことが嘉手納基地は守らないものだから、国が守らないものだから、沖縄市は約 4億 3,000万円を含めての大きな損失を被っているんじゃないかと、このように私は理解していますけれども、水道局長、もう一度答弁お願いしたいと思います。 もう1点、地方交付税、これにつきましては、前回も予算審議で白熱したこういう審議をさせていただきましたけれども、やはり沖縄市は基地があるために多くのこういう損害を被っているんですね。非常に私はそう思っています。だから例えば、先議会でも嘉陽助役にお伺いしたんですけれども、航空機の免除税でしたか、そういうことを含めて、民間飛行機がどんどん降りてくるはずなんですよ。年間12機ぐらい、確か答弁で、毎年だいたい降りているんですね。これも本当は課税できるんであれば、しっかり課税する方法でいくんであれば、取れると思うんですね。徴収できると思うんですよ。やり方だと思うんです。 今回、こういう地方交付税が人口に応じて配分されてきていると、あるいはこういう基地交付税を含めて、建物等を含めて、面積を含めて配分されてきたと、こういう説明がありましたけれども、やはりこういうのを含めて考えてみると、多くのことが徴収できる、当然取るべきであると、取らないといけないという部分がかなりあると思うんですね。そういう面では庁内の財政委員会がこれは適切にやらなければ、急がなければ、別にこういう専門委員、若しくはこういう協議会等を開いていただいて、もしくはお願いしていただいて、弁護士、税理士、公認会計士、銀行員、銀行と、そういう専門家でチームをつくってしっかりした対応をやることも大事じゃないかと思うんですね。法的な立場から、あるいは税的な立場から、もしくはこういう金額の面から、そういうことを市がしっかり考えながら取り組むことはとても大事じゃないかと思うんですね。 例えば、これは意見として提案としてそぐわないかも分かりませんけれども、嘉手納基地の米軍の家族のみなさんがどんどん沖縄市内の第2ゲートから入ってきますね、市内に入ってきます。ほとんど買い物されない。そういうまたドル安で買い物できない、ガムさえも買いきれない。こういう状態で沖縄市の例えば市民のみなさんがいただいた税金で道をつくる、市道をつくる、公園もつくっていますね。そこで外人のみなさんが遊んで帰る、散歩して帰る、また楽しくジョギングをしながら帰ってくる、沖縄市の税の上に米軍の家族のみなさんが、犠牲の上に成り立っているような気がしてならないんですね。 そういう面では例えば第2ゲートの前で通過的な税、もしくは大人いくら、子供いくらというようにしてやる方法もあるんじゃないかと思うんですよ。これについては、いろんな方法があると思いますから、専門委員をつくっていただいて、ご検討していただいて、適切なこういう財政がしっかりする方法ができないものかと思うんですね。そういう意味では提案ですけれども、そういう考えでどうかなということを思います。 更に特別地方交付税、これについては先ほど答弁をいただきました。確かに沖縄市の街について、先程、新聞を紹介していただきました。沖縄市が非常に厳しい状態である、経済がとても厳しいと、死に体であるというようなこういう新聞記事まで載って、びっくりもし、驚きもしました。そういう中で沖縄市の今の置かれている状況というのは非常に厳しい、経済状態も厳しい、基地から脱却できない。沖縄市中心地区市街地再開発基本構想調査策定委員長、中田さんが書いていましたよ、非常にいい事を書いてあるんですよ、もう本当に明快なんですね。沖縄市の市街地は主として国道沿いに帯状に発展してきたため、際立って中心とも言える場所がなく、また、細街路の狭小な街区に老朽化した建物が密集しており、安全上、防災上に極めて危険な地区も多く、また土地利用上も、居住環境の面でも決して健全と言えない状態でありますと、こういう形で書いてあるんですね。もう的確なんですよ。 そういう中で沖縄市の街自体が基地経済から脱却しきれないで、今日まで来ている。それをカバーする方法というのは、沖縄市独自では非常に私は厳しい状態にあるんじゃないかと思っているんですね。そういう面では長年、こういう基地の街できたわけですから、これを特別地方交付税等に求めていくのは当然じゃないかと思っていますね。そういう中で使わせていただいて、例えば先程 4億円近く降りてきます交付金とか、またこういう基金じゃなくて、例えばの例で言えば、こういうスポーツシティ宣言をしたわけですから、こういう施設等の整備等、またプロ野球を含めて、十分なこういうことができるような、こういう施設等に使うとか、何とかそういう計画、ビジョン等をしっかりつくっていただいて、要求をしっかりやっていくべきじゃないかなと思います。そういう意味ではそういう街の状態を訴えて、しっかりこれも要求を強くやるべきじゃないかと思っています。 もう1点、こども未来館については、今から基本構想を含めて、構想関係は今からという考えですけれども、これについては非常に私は関心がありますので、市民も関心あると思っております。そういう構想等については、市民の声も聞いてやっていただきたいと思っております。例えばこういうマルチメディアも結構です。琉球の偉人館、琉球の最古のを含めて、例えば名護親方、具志頭親方、儀間真常、それから野国総官、そういう方を含めて、琉球の偉人館をつくっていただいて、お年寄りを含めて子供まで、しっかりこういう沖縄の偉人のことが教育で伝わっていくということも大事じゃないかと思うんですね。そういうことを含めて、構想については観光の構想を含めて、市民の声も十分、聞いていただいて、しっかりした考えでやっていただきたいと、このように考えます。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 水道局長。 ◎仲宗根健昌水道局長 国が法を守らないために、水道局として損をしてないかどうかということでございますが、はっきり言って、現在はメーターが付いていて、そのパイプの管網の比率でもって、比例配分するといったような方法を取っておりますが、そこでその比例配分が実際使う水の使用水量と合致するかどうかというのが非常に微妙なものではあります。そういうことで、損しているか、得しているかということになると、一概に言えないという状況でございます。 北谷町、嘉手納町はもちろん、認可を取っておりますので、本来ならば、認可を取るということは、裏には義務があります、給水する義務が。その2町につきましては、本当は自ら防衛庁に働きかけて、早く嘉手納町、北谷町から直接、給水できるように、働きかけるべきのが筋だと思うんです。けれども去る米軍基地所在市町村に関する懇談会の席で座長の島田さんに対しまして、沖縄市はきちっと嘉手納米軍基地の給水の改善策について要請をしているわけですが、肝心の北谷町、嘉手納町から出ていないんですよ。ということは、あそこはそのままで沖縄市から比例配分を取ったほうがいいのかどうかという意見が本来ならば、あそこはうんと運動すべきだと私は思うんです。沖縄市はしなくても、いまは給水できておりますから、それでいいわけです。だからその比例配分に北谷町は不満だというようなことを言うわけですが、不満であれば、どういう方策があるかということは、また計算のし直し以外にはないと思うし、北谷町だけに大きい新しい建物が建っているんじゃなくて、沖縄市にもどんどん建っておりますから、沖縄市はいつでも受けて立つという態度であります。そういうことで、是非この嘉手納町、北谷町も米軍側に対し、あるいは防衛施設局に対しまして、早く嘉手納基地の施設改善をやっていただきたいというべきだと思います。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 基地の財政問題調査研究会の件ですけれども、おっしゃるとおり、やはりこれは僕たちも基地内のこういういろんな資産等の問題等があることは当然、分かっております。これについてはいろいろ国有でしたならば、施設庁関係で実際にその台帳の中で把握されているというようなことになると思うんですけれども、でもやはり市の区域にそういうことがありますので、これは先に申し上げておりますとおりに、専門家のみなさんを入れて、こういう基地からの交付金の関係の増額方法がないかどうかということもやはり、僕たちは研究する必要があるというように思っておりますので、更にまたいろいろ市内には基地から、基地の従業員のみなさん、軍人、軍属のみなさんが沖縄市にだいぶ買い物をするとか、こういうような問題があると思います。 そういうことから派生するいろんな問題もありますので、そのへんをやはり財政問題研究委員会の中でも、今後はやはり取り上げて、場合によってはおっしゃるとおり、そういう専門のみなさんとか、公認会計士とおっしゃいましたが、こういうみなさんとの関わりを深めながら、講演あるいはそういう方向で検討してみたいというように考えております。 それから基地交付税の関係で、いろいろありますけれども、今後そういう特別交付税、これは特別交付税というのは、緊急時であるとか、災害関係でだいぶ経費を投入する場合に交付されるというようなことになっております。そういうことも含めて、基地内のいま申し上げましたこういう問題等々がありますので、そういう要望をする段階で、そういうことまでいろいろ県との調整も必要と思います。そういうことで、そのへんについては、いろいろ要請、あるいは研究をしながら進めていきたいというように思っております。 こどもの国の件で検討委員会をこれからつくっていきます。その検討委員会、いろんな基本調査とか、基本計画、構想をつくる時にみなさんの意見を聞かなければできないと思います。そういうことで、これは子供たちからの意見も聞かないといけないと、市民からのそういういろんな提言も受けながら進めていくというようなことで、調査委員会、あるいは構想をつくる段階でのいろんな集約した意見を入れて構想をつくっていくというようなことにしていますので、それは十分反映できるというように思っています。 ○瑞慶山良高議長 江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 水道局長にもう1点、お尋ねします。こういう基地内でやはり国とか、あるいは基地内でみなさんが防衛庁を含めて守っていかないということは、水道法上はマイナス点、こういう損害というのはないかも分かりませんけれども、さっき瑞慶覧基地の按分とかを考えた場合には、算定方法を考えた場合には、非常に下水道において相当の損害があるんですよね。結局は 4億 3,000万円が何十年にわたって取れない、徴収できないわけですから、それは結局、きちんとやっておけば、これは上水道をきちんとやっておけば、上水道に応じて下水道がしっかり取れるという方針がかなり強くなると思うんですよ。今回、瑞慶覧基地がそういう方針で決まっているわけですから、だからこれについては、私は下水道において相当なこういう損失が沖縄市は被っているんじゃないかということを考えるんですよね。それについてどう思われるか。 もう1点は、これはSACOに出されているんですか、今の問題は。国ですか、島田懇談会にだされていますか、その島田懇談会がどういう展開をするか。先程おっしゃった、例えば北谷町、嘉手納町がこういう給水がだめであれば、事務組合制度があるのか、できるのか。国が責任をもってそこまでちゃんと力を入れて、こういうことをやってくださるのか。そうすれば、下水道を含めて、事務組合制度ができるのかどうか。ということで、非常にまた関心があるんですよね。そのへんはどうなのか。下水道を含めて答弁をお願いしたいと思っています。 あとは企画部長、こういういい答弁をされていますから、是非ともこれについては、頑張っていってほしいんですよね。いまこれは結局、今が時期なものですから、米軍基地の問題で、今が時期なんですよ。非常に大事な時期で、こういう時期でしっかりした対応ができるか、できないか。というのは大事なことだと思うんですね。5年後、10年後、そういうことをまた云々しても、これは遅いと思うんです。今でこういうことがしっかり、早急に検討いただいて、対応をしていただきたいと、これは要望します。 ○瑞慶山良高議長 水道局長。 ◎仲宗根健昌水道局長 ご指摘のとおり、やはり水道のみ私は考えておりましたが、水道から波及するところの今の下水道問題を考えてみた場合に、やはり何らかの形で早く自分の市町村のものを自分でできるというのが本来の法の主旨でございますので、それを守っていただければ、そういう被害等々はなかったんじゃないかと思うわけです。 水道におきましても、当時は復帰を直前にして、琉球水道公社と米軍と駆け込み契約をいたしまして、それに基づいて復帰後も引き継いだ県企業局から給水できるんだという米軍側の考え方がありまして、3年余りも引っぱってきたと、そして昭和50年の7月8日に契約をむすんだという経緯がございますので、そういうことで、米軍側はそういう時には非常に強い腰で私たちを脅したりやっておりましたが、とうとう法でこういうようになって、日米合同委員会に私たちも提起いたしまして、日米合同委員会で日本の法は市町村から給水するようになっているんだということで、決まって、各市町村から給水できたということであります。 下水道につきましては、やはり下水道法に従って、各市町村の認可に基づきまして、それも水道と同じようなことだと思いますので、配分の問題でお互いがトラブル起きたということと、更にはいまおっしゃるように、各市町村が水道事業でも一つの企業団を組織すれば、できないこともないわけですが、やはり料金の格差の問題がございますので、なかなかそこまでいけませんし、また国がそこの中に手を入れるということは、ちょっと今の地方自治法上、できないような、自主的に合併するんだとか、あるいはやるようになっておりますので、そういうことで、でき得れば、嘉手納町、北谷町、そういう基地問題を抱えている市町村が同じ悩みをもっているので、一部事務組合でもいいし、そういうような形でやればいいんだがなぁというように、私は個人的には思っております。 ○瑞慶山良高議長 以上で江洲眞吉君の一般質問を終ります。次、仲宗根国夫君。 ◆仲宗根国夫議員 こんにちは。通告に従いまして、一般質問を行います。その前に新川市長、三期目への出馬表明おめでとうございます。しっかりこれから質問をする2点について、4月までに結果を出してオーライになれば、三選も非常に近づくと思いますので、しっかりご答弁のほどよろしくお願いをいたします。 沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業、こども未来館およびその周辺施設整備事業について、お伺いをいたします。今年度、約 2,500万円が調査費として予算計上されております。向こう7カ年間に約 1,000億円が沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業として、県内25市町村で展開されるわけでございます。おまけに各省庁より補助率10分の9、残りの10分の1は地方財政措置として、地方交付税や、あるいは地方債で補うというまさに10割補助事業の特別措置の大きな目玉でございます。 そこで市長にお伺いをいたします。1点目、こども未来館についての今後の市長としての構想を具体的にまずお示しください。 2点目、先の県の構想では、沖縄県全体を集約した形で、約 100億円近い予算を組んで、子供たちに夢を与える近未来型の施設を整えていく考えだったと記憶しておりますが、沖縄市として、市長の構想の中で、総事業費、そのまま 100億円近くやっていけるのかどうか、市長の考えをお聞かせください。 3点目、事業の運営費について、お聞かせください。10割補助で進めていく事業ですが、事業主体が県か市かで沖縄市も持ち出しを余儀なくされます。これだけの大きな事業ですから、ランニングコストも大変だと思いますが、市の単独事業になるのか、あるいは市と県の共同運営でやっていくのか。そのほかにやっぱり市が持ち出ししないようないい方法がないのか。市の方針を明確にお示しください。 4点目、現在のこどもの国は、築造25年が経ち、大変な老朽化が目立つ施設となっております。動物園、水族館、グラウンドパーク、アイランドパーク等の遊具など、危険と隣り合せだと本員は思いますが、この活性化特別事業の枠内で、思い切った改造ができないのか、お伺いをいたします。北中城村側や沖縄市側、両方への施設の拡充範囲を広げて、白紙の状態に戻して、科学展示システム、あるいはマルチメディア関連、体験学習型展示システム等、そして動物園、水族館、あるいは遊園地などを再配置していく、そうすることによりまして、 100億円、あるいは 200億円の夢の構想ができあがると思いますが、市長、そういうお考えはないのか、お伺いをいたします。 それから5点目、思川企画がこどもの国内でアイランドパークを運営しておりましたが、うまくいかず現在、法廷闘争中だと聞いておりますが、どのような状態で推移をしているのか、法廷の闘争経過を教えてください。 2点目の潰地補償についてお伺いをいたします。去る3月定例会の市長の答弁の中で、沖縄懇談会の中で要請をしていると言われております。そして去る4月に行われた県と市町村の連絡会の中で、要請項目の中にちゃんと入れておりますという返事をいただいておりますが、その結果を教えてください。 それから答弁の中でまた各党の沖縄調査団が見えた際、沖縄市からの要請事項として、その他道路の補償について要請をしたようでありますが、その結果についてお教えを願います。路線数が 515本、事業費は推定 130億円ぐらいが見込まれる全県下をあげて潰地補償に取り組まねばならないと市長は答弁をしておりますが、今日までに全県下での話し合い、具体的にどういう要請行動をしてきたのか、お答えを願います。 つぶれ地補償の問題は、みなさんご存じのとおり、平成9年度で補償打ち切りとなります。いまはっきりとどういう形で継続、補償を勝ち取るか、力強い訴えをしなければ、すべてが水泡に帰するものだと思います。市長は先の答弁で全県的な問題でもあるので、沖縄懇談会にも要請する、それから各党調査団にも要請をする、そして県に沖縄市から提起をして、中部市町村全体のものとして取り上げていくと明言をされております。具体的な進捗状況、そして今後の要請行動をどのように取っていくのか、お答えを願います。 それから同じくつぶれ地補償ですが、沖縄市胡屋在の仲宗根重松さんの投書問題についてお尋ねをいたします。去る3月定例会でもはっきり申し上げたんですが、該土地は旧コザ市役所が市道路として対応したいので、是非、提供してくれとお願いをして地主である仲宗根重松さんが、じゃあ市には協力をしようということで、今のすばらしい市道ができあがった経緯がございます。去る市長の答弁では一定の調査の段階まで上がっていたけど、結果的には漏れてしまった経緯があると答えております。そうであれば、明らかに市の対応のまずさであり、市当局に責任が所在すると私は思います。早急に市のほうで買い上げをして、責任を果たすべきだと思いますが、市長のご答弁を求めます。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 市長。 ◎新川秀清市長 こどもの国、未来館についでございますが、ただいまもございましたように、基地所在市町村に対する事業としてのこどもの国の未来館、そしてその周辺整備、2つでありますけれども、これについては、これまでもお答えをいたしておりますように、国のほうでもこれが認められたということになっているわけであります。 それと過去の本市における県の青少年総合センターの誘致といったようなこと等についての経過は、ご存じのとおりであります。ただこの構想についてでありますが、県のほうの構想と、それからこどもの国のもっておりましたところの再生プラン、こういったものを合せて、これから調査に基づいて構想をつくっていこうという段階でございまして、そういうようなことでは2つの考え方がある。それを今後、調整をしながら、その構想を打ち立てていこうという前段にいまあるわけであります。 そういうようなことで、先程の江洲眞吉議員にもお答えしておりますように、多くの方々の意見も聴しながら、特に懇談会の主旨でありますところの将来にわたる人材育成のできる施設をつくっていくと、そしてそれは先程もございましたけれども、先端技術なども導入していく、それからそれ以外の自然科学の勉強もできると、そういった総合的なものにしていってほしいという懇談会の趣旨があるわけであります。そういうようなことに沿って、これからその構想を練り上げていく。そしてその事業規模等つきましては、県で既に県構想についても 100億円に近い数字だというようなことが出ているわけでありますけれども、このあたりは今後、その基本構想に基づいて、更に練り上げていく必要があると考えているわけであります。 そしてまた2点目にございましたけれども、これについては懇談会の趣旨でもありますし、また県の未来館もそうでありましたように、これは現在の子供たちへの夢を育む学習の場であると同時に、未来に向かって人材を育成していく場であってほしいということがあるわけでございますから、そういったことも踏まえて、この構想をつくりあげていく必要があると考えております。 それから事業の運営についてでありますが、これもいま県と事業を執行する場合に、市が事業主体になってくれというようなことでありますけれども、その際に、財政的、人的負担を市にかけないということをまず前提にしながら、私たちは協定を締結する必要があるというようなことで、いまその協定の取り交わしをする準備を進めているわけであります。そういった中で、この運営につきましては、未来館の運営、そして既設のこどもの国の運営、これも含めて、今後、検討していく必要があるのではないかと考えているところでございます。 それからこどもの国の老朽化、これもご指摘のとおりであります。それからアイランドパークの問題、これもこどもの国の活性化に大きく寄与するのではないかというようなことで、誘致をされたという経緯があるわけでございますが、現在、うまくいっておりませんので、こどもの国との間に歩合などをめぐって、いろいろなトラブルが生じているわけであります。そういうようなことで、今後、この施設の整備をしていく、これはこどもの国の整備という、未来館とこどもの国の整備拡充ということを私たちは申し上げているわけでありますから、そういうようなことで、今後、取り組みをしていきたいというように考えているところでございます。 それからつぶれ地の補償についてでございますが、これは懇談会についても既に市からの要請はいたしておりますし、それから調査団としてお見えになりますところの各政党にもお願いをいたしてまいりました。また県に対しても、これを是非、全県的な課題としていただきたいという要請も行ってまいりました。ただそういった要請を続けているところでございますけれども、じゃあその要請に沿って、いまどういうような方向で答えが出されようとしているかというようなことについては、まだそこまで至ってないという感じでございます。今後ともつぶれ地補償については、更に関係市町村とも足並みを揃えて、取り上げてまいりたいと考えているところでございます。 あとそのほかの件については、担当部長からもお答えをさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 助役。 ◎嘉陽榮憲助役 こどもの国のアイランドパークとの訴訟の件でございます。ただいままで7回の公判が行われまして、来る11月17日に第8回目の公判が行われる予定であります。これまで双方の言い分をそれぞれ出していっております。こどもの国から報告を聞きますと、だいたい17日の第8回の公判で、それぞれの言い分は出揃うんじゃないかと、そうすれば、結審ということになるわけですが、だいたいこの8回目、17日ですべての言い分が出揃うかどうかについては、そう予想しておりますが、必ずしもそういくかどうか分かりませんが、だいたい大詰めにきているというように聞いているところであります。 それから未来館の件で、実は去る22日、県の地域離島振興局長と私はお会いをしました。これまで市長が総務部長と話し合ってきたこと、そのことについて、具体的に双方の合意確認をしようではないかということで話をしてきております。いまその文言について、関係職員で詰めているところでございます。だいたい今のところ3点に絞っておりますが、一つは未来館、県のほうでは県立児童青少年総合施設と言っているわけでありますが、これについては今のところ、米軍基地所在市町村活性化事業でご承知のように取り組むということになっておりますが、必ずしも県が構想していたものをそのままそっくりと、補助金でできるというようにはいま進んでおりません。 従いまして1点目には、この事業で整備できない部分、つまり施設については、県の責任で整備をしていただく、こういうことが一つ、それから次にそういう意味では県もこれに参画をして、共同で事業を実施するというような方向でいくと思いますので、事業の円滑な推進を図るため、県のほうからも必要に応じて、職員を派遣していただきたいというようなことが2点目。それから施設の管理運営については、当該施設が県構想の理念に合うものであること、更にこの施設が広域的な総合施設と位置づけられることであるから、県の全面的な財政支援を適切な組織をつくってやっていただきたいと、このようなことでいま詰めをしておりまして、あとはだいたい趣旨はそういうことですが、あと文言をどう調整するかということをいたしているところでございます。 それで市長から協定書というお話がいま出ましたけれども、当然、事業を実施する段階では協定書が必要でございます。ただいまのところ、こういった基本的なものについて、まず事業を進めるために、基本的なものだけに第一段階は絞って、合意書を交わそうではないかということで、いま進めているところです。更に事業が進展してまいりますと、具体的なものが出てまいりますから、その段階で協定書を交わすということにいたしております。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 つぶれ地補償については、1点目は市長がお答えした。2点目の仲宗根重松さんの件でございますが、この件につきましては3月の議会で議員からご指摘がありまして、一応その後、調査をいたしました。3月議会では調査漏れではないかということも申し上げましたが、その後の調査では調査はされております。調査された結果、その道路がつぶれ地事業の一応、対象としては日米軍および行政官庁により新設、または改築された道路ということで、そのつぶれ地の事業の対象ではなかったということで、調査の結果が出ております。 これは理由につきましては、前に議員がおっしゃっているように、これはいわゆるそこの地域は、以前に土地区画整理されております。その土地区画整理と旧県道を結ぶ道路として、確かに市から要請もあって、そこを道路として築造されたようでございます。その後、その補償については、やはり国からの事業としての対象外ということで、私どもはこれまできたわけですが、本人からのいろいろ事情を聞きますと、若干ほかのつぶれ地と内容が変わるような気もいたします。 しかしこれについては、私どもはもうちょっと調査をしてみたいということは、そのへんの経緯をこれまでの関係された方々から事情聴取しまして、もっと調査をして、そのような要望の趣旨に沿うことができれば、私どもとしても、これは先ほど申し上げましたつぶれ地全体の問題として取り扱うのか、あるいはこれは個々の問題として取り扱いについては今後、是非調査して検討してみたいということを申し上げておきます。 ○瑞慶山良高議長 仲宗根国夫君。 ◆仲宗根国夫議員 こども未来館についてですが、現在は調査研究、あるいは基本構想の段階だから、具体的に進展していないというような話でございますが、こども未来館は沖縄市だけではなく、沖縄県全体の子供たちに夢を与え、21世紀への人材育成へ大いに役立つ、まさに 130万県民の夢の事業なんですよ。ですからこれを是非、具体化させるまでには、いま基本構想と調査研究で、基本構想の段階だと言うんですが、国のほうは各市町村から上がってくる計画、ちゃんとした計画書に則って 1,000億円という金を交付すると思うんです。今から検討委員会をもってどうのこうのと言っていたんですが、これじゃあ対応が遅いんじゃないかと、現在、企画部の振興プロジェクトチームを組織して、副参事を中心にやっているようでございますが、陣容がこれだけで十分足りるのか。真っ先に僕は県の沖縄米軍基地所在市町村の活性化特別事業の対象の中から真っ先に引き出す事業はこれじゃないかと思うんですよ。 ですからこの実現に向けて、現在、このプロジェクトチームの強化なり、あるいは我々も議員として一生懸命、取り組んでいかなければ、市民、全県民が本当に声を大にして、こども未来館は是非必要だからつくっていかなければいけないという立場に立って、推進運動を展開していかなければいけないんです。ですから基本構想、あるいは調査研究もいまその時期になるんですが、1歩先に取り組んだ事業計画をもっていかなければ、僕は成功しないと思っているんです。 振興プロジェクトのみなさんには、いま県に行ったり、国に行ったり、ヒアリングをしているようでございますが、もっと強化をして、真っ先に具体的な計画を作成して、県に上げていく、国に上げていく、その作業がまず第1番目だと思うんですが、ひとつ市長と助役のこういうことは、これはやっぱり大事ですから、全面的に早くやっていくという両方の決意をお聞きしたいと思います。 それからこども未来館ですが、私ども海外視察をした折に、たまたまアメリカでマルチメディア博物館、テックミュージアムという所を視察をしております。これは島袋洋子さんの視察報告書の中からちょっと引用させてもらうんですが、「子供から大人まで分かりやすく、最新テクノロジーの探求を目的とした施設である。コンピュータの頭脳となるわずかなシリコンの世界、10億分の1秒という単位を扱い、数ミリ角程度のチップ上に何百万個の電子構造を詰め込んだ超小型世界、莫大な情報がこんな小さな半導体に収納されていると思うと、科学の進歩の速さに驚くばかりである。」とそういう内容なんですが、そこには子供たちがいっぱい来て操作しているんです。 コンピュータ、あるいはサイエンス、科学の問題、それを子供たちが本当にまさにこども未来館がそういう形でつくれるんじゃないかという夢を持つんですね。ですから是非この沖縄市に予定されているこども未来館も、こういうすばらしい科学の世界、あるいはマルチメディアの世界、そういう形が集約された総合施設になるということを期待して、市長、助役に積極的に取り組んでいってもらいたいと、もう一度、市長のお考えを聞いて、こども未来館についてはこれからですので、絶大なるご抱負をお聞かせください。 それからつぶれ地の問題です。仲宗根重松さんのつぶれ地なんですが、県道に結ぶためにお願いをして、私有地を道路にしたんです。これはちゃんと職員が要請に行っているんです。それを県道のつぶれ地の補償対象じゃないから、泣き寝入りしてくれと、そういうことじゃあいけないんじゃないかと。もう80歳近くで大変心配しているんですよ。何らかの形を残してもらいたいという強い要請があるんです。このままじゃあ死んでも死にきれないと、ですからこれは市の道路をつくるために私有地を提供してくれということですから、補償もされなければいけないでしょう、あるいは買い上げされなければいけないと、本人はそう思っているんです。 ところが今日までずっと放ったらかされていると、いま建設部長の話を聞きますと、もう少し調査をして結果を出すということなんですが、これも市長にお伺いしたいんですね。市長、これは市単独の予算で買い上げて、やはりつぶれ地補償の対象でないんであれば、しかしないけれども市が市道にするために提供してもらったわけですから、再度、市長のお答えをお願いいたします。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 助役。 ◎嘉陽榮憲助役 まずこども未来館についてでございます。ありがたいご支援だと思っております。まず県の生活福祉部で構想があった。こどもの国ではこどもの国の再生構想を出した。そしてその時期に懇談会がもたれまして、そこへ要望を出しました。従いまして、これは懇談会のほうでも取り上げてくださって、若い世代に夢を持たせられるもの、それから人づくりにつながるもの、こういったことが視点になったというように考えております。 そこで県もそういう施設が必要であると、こどもの国としても再生をしなければいけないと、懇談会でもこの必要性を認めていただいた、そういうことではそれぞれがこの施設について、非常に必要性と期待を持っているというように、今日、認識しているわけであります。 そこでおっしゃっておられるように、長期的に見て、やっぱり人材育成ということになりますと、いま言われますところのマルチメディアに関するもの、そういったものは当然のこととして、この中へ配置をしていかなければならないだろうと、そういうように一つは考えております。同時にそういった先端の技術は非常に大事であると共に、やっぱりこれからの環境問題を自然を大事にしていくと、そういうこともまた一つには大きな柱になるだろうと、こういう感じもしておりますし、その他にもいろいろあると思うんですけれども、そういうものも三者いろいろあるものを、やっぱりそれを基礎としながらも、今回の予算によって、構想をつくり上げていくということですから、かなり広い範囲で議論が行われて、構想がつくられていくものだというように考えておりますし、是非そうしたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後3時11分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後3時21分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 答弁を求めます。助役。 ◎富山健二助役 先程、仲宗根国夫議員からご質問のありました仲宗根重松さんのつぶれ地につきましては、先程も担当部長からご答弁いたしましたが、これは昭和44年頃に認定された、それでこの関連でありまして、講和発効前のいまつぶれ地対象になっているあの制度との関係ではないんじゃないかという声もありますので、もっとこれを調査が必要だということでありますので、再度、続けて調査をさせてもらいたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 仲宗根国夫君。 ◎仲宗根国夫議員 ありがとうございます。こども未来館については、やはり県が出した 100億近い予算というのが、照屋 馨議員からの側聞によりますと、だいぶ防衛施設局ではもう予算も半分以下になっているという情報、これは不確定でありますから、是非、当局が一丸となって、当初の予算を獲得して、余りあるものを獲得して、こどもの国の駐車場を含め、アクセス道路を含め、老朽化した施設を含め、再構築していくと、更には未来館として科学館、あるいはマルチメディア館等を誘致して、立派なのができるように、市長をはじめプロジェクトチーム、更にはプロジェクトチームもまだ陣容が少ないかと思いますので、基本計画ができる頃にはもう参事も2人~3人も置いておけるような状況で、全面的な力で取り組んでいってもらいたいと、私も市の職員と変わらないような感じで、島袋副参事と一緒にやっていこうと決意を新たにしております。ですから、市長並びに三役のみなさん、幹部のみなさん方、これは是非、沖縄市につくるという前提の下に、積極的な運動を展開していってもらいたいと心から要望をいたします。 それからつぶれ地補償であります。つぶれ地補償は、実にたくさん残っていると、しかし期限は平成9年度いっぱいだということです。いまアクションを起こさないと、来年の3月31日を過ぎますと、はい、終りですよと、その時では困るんです。ですから市長、是非沖縄懇談会、あるいはSACO、いろんな機関がありますから、その中で絶えず要請行動を展開していって、是非、非常に被害を被っている地主のみなさま方の救済として、全額じゃなくても、半分でいいですから、獲得できるような方向で、市長は積極的に日本政府に働きかけてくださいますように、これも要望します。 それから仲宗根重松さんの件ですが、是非、調査を深く吟味して、できたら市の単独で、予算で買えるような状況づくりまでいけたら、これは成功だと思いますから、どうぞみなさん、あれだけではないはずですが、いま休憩中にお伺いをすると、そのほかにたくさん買い上げ対象があるけれども、買い上げできないのがあるんですよというお話なんですが、そういう沖縄の県民の財産を守るために、是非、市長をはじめ三役のみなさん、そして幹部のみなさん、積極的に頑張っていただきたいと、今日は議長からもみんな10分ずつ削れと言われておりますから、このへんで終ります。どうもありがとうございました。 ○瑞慶山良高議長 以上で仲宗根国夫君の一般質問を終ります。暫時会議時間の延長をいたします。比嘉清吉君。 ◆比嘉清吉議員 まず保育所の環境整備についてでございますが、去る8月1日に高江洲朝栄議員と一緒に保育所の現場の実態調査をしてまいりました。そして現場の声がなかなか本庁に、あるいは財政担当部長に、あるいは行政に反映されてないという不満が多々ございました。現場でメモしたものがありますので、これを読み上げながらお尋ねをしたいと思います。 まず越来の保育所でございます。その1.1階の天井にぶら下がった扇風機2台が全く首もふらない、動かない、回転式の扇風機が下がっておりますけれども、壁に向かったまま、スイッチを入れても下に風が来ないというような状況でございます。そのような状況でいいんでしょうか。これが何カ年も前からそのような状況のようでございます。予算要求してもなかなか通らない、何回言っても聞いてくれないという現場の声でございます。 その2.1階のクーラーが何カ年も前から故障しております。そのためやむを得なく1歳児と年長児を一緒に昼寝をさせておりますという訴えがございました。その3.2階の扇風機3台がこれまた故障しております。その4.2階のトイレから階段に汚水か雑排水か分かりませんが、漏れている。ひどいじゃありませんか。こう言っておりました。 その5.園庭の遊具も錆びて十分に使えませんと、危険でありますと、こう訴えておりました。その6.外階段のコンクリートの剥離がひどい、危険ありあり。その7.消耗品費の予算が絶対に足りませんと、何とかできないものか。予算が通らない、どうしてなんでしょうか。こう訴えております。その8.クーラーの使用時間が制限されている。なぜなんでしょうか、お尋ねをいたします。 次に嘉間良保育所、その1.クーラーの使用時間制限あり。12時30分から約3時まで。その2.事務室はクーラーなし、古い扇風機1台しかない。暑くて大変ですと、保母の訴えあり。その3.クーラーが故障しているため、1歳児と3歳児を一緒にやむを得なく昼寝をさせている状況であります。その4.天井にぶら下がった扇風機が動かない、クーラーも扇風機も故障、暑くて大変です。 その5.雨降りの時には天井から雨漏りがして、廊下にちょんちょん雨が落ちてくる。いかがお考えでしょうか。その6.消耗品費が1カ年間で24万円ですと、絶対に足りません。やむを得なく入園時のときに父母からトイレットペーパーを寄付の形で受け取っておられる。どう思いますか。以前は地域交流事業も実施しておりましたが、予算が足りないために取りやめをしておりますと。 次に山内の保育所、その1.天井から雨漏りがして大変です。新築して間もないのになぜなんでしょうか。その2.クーラーの使用時間制限あり。その3.消耗品費が絶対に足りません。せめて50万円はほしいです。ちなみに名護市の場合は、1保育所当たり消耗品費が年間で60万円でございます。本市は名護市の半分以下にも足りません。なぜ同じ定員でこんなに予算が違うんですか、疑問です。私も疑問に思います。みなさんはどう思いますか、お伺いをいたします。またクーラーの制限時間についても、疑問があります。金武町や北谷町、宜野湾市などはクーラーの制限はございません。何とか改善できないものか、現場の訴えの声がございました。 2番目にいま問題になっております老人デイケアについてでございますが、ほかの議員がお尋ねでございましたので、1点だけお尋ねいたします。この問題は制度に違反して該当しない老人の方々が通っておられるという問題が大きな問題でございます。しからば本市の実態はどうなんでしょうか、お尋ねをいたします。 3番目に予防接種についてでございますが、予防接種のあり方について、去る6月に何回となく新聞に投書がございました。その内容について、もしお分かりでしたら、どのように検討されたのか、お尋ねをいたします。 次に質問事項の3番目、機構改革の見通しについてでございますが、見通しはどうなんでしょうか、お伺いいたします。 次に質問事項の4番目でございます。基地の跡地利用計画についてでございますが、もうそろそろ基本方針ができ上がったかと思いますが、その基本方針、全体的な基本方針と特に瑞慶覧地区の基本方針について、具体的にお示しを願いたいと思います。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 機構改革の見通しについてということでございますが、平成9年4月1日から新組織機構のスタートに向けて、平成8年4月30日に組織機構検討委員会を発足させまして、作業を進めてまいりました。調整作業等の遅れもありまして、新年度においては、情報課と基地政策課の設置にとどまっております。事務局でまとめた新機構案は、12月議会に提案し、議決を経て4月実施の予定でありましたが、申し上げておりますとおり、当面する課題に対応するための機構改革と相成ったわけであります。つまり情報課と基地政策課の部分的な機構改革というようなことになっております。そのことについては、6月議会にもお詫びをしておりますけれども、たいへん申し訳ないと思っております。 去る6月定例会で浜比嘉議員の一般質問で、市長から新組織機構のスタートに向けて鋭意努力していくというような答弁がございました。その後、検討をしてきたところでありますけれども、新年度はご承知のように、市長の改選時期にあたっております。そうなりますと、骨格予算の編成、また極めて重要な政策事項である機構改革を施政方針もないわけでありますから、提案をし、理解を得ることはたいへん困難が生じるんじゃないのかというような結論を出しております。従いまして、新組織機構については、施政方針後の早い時期に実施することが望ましいというように、考えているところであります。一応、そういう方向で今回はだいぶ伸びるわけですけれども、しかし次年度の施政方針を受けた後、こちらできちっと位置づけをしまして、新機構の改革に取り組んでいきたいというように考えております。そういうことでよろしくご理解をいただきたいというように思っております。 それから基地の基本方針についてでありますけれども、去年から沖縄市基地転用計画の基本方針を策定をしてきております。まず整備の基本方針ですけれども、基本方針は平成3年度に策定した沖縄市軍用地跡地利用基本調査を基に、平成4年以降の基地周辺の土地利用状況の推移および変化、市の開発構想等、計画、国際都市形成構想等、新たな予見として把握してきております。それとの整合性を念頭に置いて、市内に所在する基地施設について、国際都市形成構想の機能配置に基づきまして、4ブロックに区分して、調査、検討を進めてまいりました。まずその中で調査項目ですけれども、周辺土地利用の状況、地域経済との関連性、それから土地権利の関係、既存の開発構想と同時に動向、広域都市圏からの位置づけ、地権者の意識、計画課題、整備の基本方針ということで、整備をしてきております。 この区分でありますけれども、まずキャンプ瑞慶覧地区をAブロック、泡瀬通信施設をBブロック、嘉手納弾薬庫地区、キャンプシールズをCブロック、嘉手納飛行場をDブロックとして、先ほど申し上げました調査項目に基づきまして、ブロックごとに計画の考え方を整理してきております。 まずAブロック、キャンプ瑞慶覧ですけれども、こちらにつきましては沖縄市の玄関機能の整備ということで、本市の南の玄関口として、公益的な商業、業務、公共施設および住居、公園等の調和の取れた地区として整備を図っていくと。 2番目に周辺土地利用との相乗効果の発揮、泡瀬ゴルフ場、ショッピングセンター。事務所、住宅等周辺の土地利用と相乗効果を発揮し、付加価値を高める方向で整備する。 それから3番目に幹線道路による土地利用の方向づけ、沖縄自動車道、国道330号、沖縄環状線、県道24号線、バイパス等の幹線道路が交錯する場所であり、その幹線道路の持つ役割を重視し、道路網に沿った土地利用の方向づけを行い、地域の整備を図っていく。 それから住宅地等の整備、隣接する所まで住宅地が迫っており、周辺住宅地の整備課題も含めて、一体的な住宅整備を図る。特に公園等の生活環境の整備を行う必要があるということであります。 それからこれはBブロックでございます。市民に開かれた海辺の街づくり、いま特にAブロック、キャンプ瑞慶覧ということで、申し上げましたけれども、それぞれBブロック、Cブロック、Dブロック等について、こういう考え方をまとめてございます。今後、この基本方針に基づきまして、基本構想、あるいは基本計画の策定、そして実施計画の策定ということで、順次、その計画でもって沖縄市の基地転用計画について、計画を練っていくというようなことで、今回、基本方針を整備したところであります。以上です。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 保育所の環境整備についてでございますが、去る8月1日に調査なされたことについて、謙虚に受けとめていきたいと思っております。ただ私たち11園の保育所がございまして、その中で整備をやってきたのは2園、あと9園余り、これから整備していかなければいけません。そういう実態でございます。 それと私たちは、7月に各園からその要望を調査してございます。そして設備とか、あるいは遊具、安全点検に関しての要望をずっと取ってまりました。そういうことで、備品に対する要望とか、あるいは屋外でありますならば、フェンスの安全修理、全面修理の問題、あるいは園舎をペンキを塗ってほしいとか、あるいは大木の伐採等、日除け、あるいは屋内の場合には窓ガラスの取り替えとか、あるいは壁修理、便器、いろんな要望事項が出てまいっております。 これについては、この中でもご指摘がありましたが、逐次、予算を取って改善していくということでございます。それで特に要望が多かったのは、コピー機、あるいはファックスの設置、洗濯機の買い替えというのが全体的に多かったようでございます。それで計画に基づいて、平成9年ももちろん、機械器具の整備のために92万円、それから修繕費に91万円余りの予算計上をしておりますが、これだけでは完璧にできるとは思っておりません。逐次、整備をやっていきたいと思っております。 それからクーラーの制限については、実態をちょっと掌握しておりませんが、こういったことがないように、させていきたいと思っております。修理かれこれについても十分、計らっていきたいと思っております。 それから名護市の対比の問題もありましたが、どのような形でやられたか、そのへんもまだ実態をつかまえておりませんので、園が少ないのか、あるいはどうであるのか、予算上の措置の問題、かれこれあると思います。そういうことで、このへんは後で調査をしてみたいと思っております。できるだけやっぱり安全に保育ができるように、努めてまいりたいと思っております。 それからデイケアについてでございますが、平成9年1月の診療分について、件数を取ってみましたら、 412件でございました。それで月に15日以上の方々を限度にしまして、直接訪問調査をして実態を把握してまいりました。その中で、15日以上、利用している方々が58名おられたわけです。それでこの方々に協力をお願いしまして、49名の方々、84.5パーセントの調査に応じていただきました。これは男性10名、女性39名でございますが、こういう調査に基づいて、どういう内容になってきたかということは、この間の今先、これまで午前中に回答しておりましたような数字の結果というのが生まれてまいっております。それとレセプトからの数字も申し上げたとおりでございます。引き続き、これについては助役からも答えておりますが、是非、改善の方向、正しい医療の受け方の指導をやってまいりたいと思っております。 それから次に予防接種についてでございますが、去る6月4日、あるいは5月13日のBCGについて、たいへん市民に、対象者の方々にご迷惑をかけたことがございます。新聞に報道された内容でございまして、従来はツ反の場合、体育館でやって来ているわけですが、午前、午後ということで分けてまいっておりました。それが相互保険予防協会との十分なる日程の調整がつかずに、午後に集中してしまったという経緯がございまして、たいへん迷惑をかけたという、結果的にはたいへん混雑をさせたというようなことがございました。 それでその後、改善をいたしまして、職員の対象の人員、あるいは医者の派遣の増員、あるいは相互保険協会からの派遣の増員を図りまして、その後は順調に改善をして、順調に行っております。それと夏場の対策については、クーラーの付いているかりゆし園とか、あるいは老健センター、そういった所で実施してまいっております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 比嘉清吉君。 ◎比嘉清吉議員 保育所の件でございますが、実態を部長は十分把握をされてないように思いますが、実際にクーラーも故障して、その制限があるんですね。それは以前からそういう状況のようでございます。これは聞きますと、予算がないというような現場の声なんですが、そういう点については、早めに改善をしていただかないといけないと思うんです。 実は消耗品の件につきましても、消耗品がないためにやむを得なく、新入園時の場合に父母から1カ年分のトイレットペーパーを寄付する形で請求をされていると、これは何と言いましても、こういう件については、本当に恥ずかしいんですよね。だからこれについても改善方をお願いしたいと思います。本当に市民の立場から言わせれば、沖縄市の予算というのはこんなに厳しいんですか。 そうならば、これは早めに行財政改革もしないといけないし、だから今回の補正の中でも 4億 5,000万円の地方交付税が入ってきた、その中で、 3億 4,800万円は財調に回されておりますよね。こういう現金がありながら、現場は市民からトイレットペーパーも請求される、クーラーも止める。あるいは扇風機も止まったまま全くスイッチを入れても、一方側に風がいって、駄目なんですよ。 越来保育所の汚水が階段に流れてくる、臭いんです。あるいは嘉間良保育所なども雨漏りがして、この廊下を園児たちが避けて通るということ、こういう状態なんですよ。嘉間良保育所の場合が平成11年ですか、越来保育所が平成12年の改築の予定のようでございますが、それまで待てないと思うんです。さっきのお話では、働く婦人の家の雨漏りについては、予備費で対応してきたというお話がございました。あの保育所も、私は新年度と言わずに予備費ででもいいから、対応しないと、これは大変なんですよ。そういうことを十分、現場を把握して対応していただきたいと、要望いたします。 次に行政改革、やっぱりご案内のように、平成8年3月には行政改革推進委員会から長に答申をされておりますと、私も委員でございますと、そしてこれを受けて、内部では十分ご検討されて、75項目にわたる実施項目、これをまとめられて、委員会のほうにまた報告なされているわけです。その中にこの機構改革も平成9年度には新しい機構を敷いていくというように委員会のほうにも報告なされているんです。それを受けて、当局は昨年の12月ですか、この議会に議案まででき上がっていたと、しかし内部の調整が不十分ということで、流れ流れて今の状況になっております。去る6月の議会でも出したら、しばらく時間貸していただきたいというようなご答弁がございました。 そして二人とも答弁の中では、もう4月にはいろいろな事情でできませんと、そして4月以降しか機構改革もできませんというようなご答弁もございましたが、これは大きな政策の一つでございますので、こういうようにきちっと行政改革推進委員会のほうにもご報告された、あるいは市民の声としても、これは是非効率的な行政運営、あるいは効率的な財政運営をするためにも早めにすべきだと、平成9年度にはすべきだというような声が高くて、まとめられているんです。だから今年度できなければ、もうやむを得ません。だから早めにできるように、十分ご検討方をお願いします。 基地の跡地利用計画についてでございますが、基本調査を踏まえて、基本方針がいま申し上げれましたが、中身についてはほとんど同じような項目に私は受けとめましたが、瑞慶覧地区はご案内のように、2009年に返還の目処が付いておりますと、施設局の状況を聞きますと、それ以前に早く返還される可能性が大と、いわゆる瑞慶覧のほうに集合住宅がいま計画の立案があるようでございます。これが決まれば、早めにライカムのあの地域は返還したいというような意向もあるようでございます。だから早めにこれは進めていかないと、また地主方のごたごたが始まっていく、従いまして、これについても大変ご苦労かと思いますが、早めに推進方をお願いしたいと、こういう要望を申し上げまして、一般質問を終ります。 ○瑞慶山良高議長 以上で比嘉清吉君の一般質問を終ります。次、高江洲義宏君。 ◆高江洲義宏議員 こんにちは。通告に従いまして、9月定例議会の一般質問をさせていただきます。まず質問事項の1でございますが、市民部長にお伺いいたします。市内36自治会に世帯数が 3万 9,417戸、人口が11万 8,541人で、この数字は平成9年9月1日現在、市民部、市民課の資料に基づいたものであります。この資料を見ましたときに、市内36自治会の中で、東部の与儀から泡瀬第2自治会の10カ字で世帯数が 9,758戸、人口で 3万 1,932人で市全体の約4分の1、25パーセントに当たります。 ちなみに市内全域に警察官派出所(交番)が南桃原、中の町、中央、越来、知花、照屋、それに泡瀬の7交番ございます。東部地域の世帯数と人口を考えました場合、これからも比屋根土地区画整理地内や、他の自治会で今後もますます世帯数と人口が多くなるのは必至でありますし、交通量や盗難事件も多くなっているのが現状であります。また近い将来、東部海浜開発事業もスタートすることでしょう。こうった観点から派出所の増設を早急に要請いたします。 次に質問事項の2でありますが、消防長にお尋ねいたします。去る3月定例議会でも質問させていただきましたが、再度、お伺いいたします。前回の一般質問で消防長は本部署が平成11年4月に開庁予定、仮称西部出張所、平成12年4月開庁を目指して計画している。東部出張所につきましては、平成12年以降にということでしたが、その後の経過はどのようになっていますか、教えてください。 先の質問にありましたように、東部地域の世帯数と人口が急増するのが見えていますことと、中城湾港周辺に進出する企業や民間のためにも、1日も早く東部へ支所を設置してくださいますよう強く要請する次第であります。11万 8,000市民の生命と財産を守ることでの激しい職務に消防長を先頭に職員のみなさま、毎日ご苦労さんです。今後も頑張ってください。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 市民部長。 ◎島田久市民部長 警察官派出所の東部地域への設置についてでございます。議員がご指摘のように、中城湾港の開発や比屋根土地区画整理事業等で、東部地域周辺での交通状況、並びに環境の変化も著しく変っております。事業者や住宅も増え、人口が急増しているのが現状であります。平成6年3月に東部地域の治安維持のため、警察官派出所の設置方について、沖縄警察署長にお願いをし、本件についてはご理解をいただき、沖縄県警察本部に上申されております。引き続き警察官派出所の設置については、沖縄警察署の担当窓口である警務課を通しまして、早期実現に向けてお願いしていきたいと考えております。 更に地域課長にも、東部地域のパトロールについては、別の地域もそうでございますけれども、特に東部地域は今後、住宅が増えまして、事件、事故が多発しておりますので、そのへんのパトロールを強化するようにお願いしているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 消防長。 ◎喜友名朝光消防長 お答えをいたします。確か3月の定例議会でもお答えいたしましたとおりでございまして、東部方面への出張所は是非とも私たちも必要だということは認識いたしております。しかし現在、先ほど議員からもおっしゃったとおり、本部署と仮称でございますけれども、西出張所のほうを計画中でございまして、東部の出張所については、平成12年以降に是非とも計画に乗せて設置していきたいということでございます。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良高議長 高江洲義宏君。 ◎高江洲義宏議員 先程の市民部長のご答弁いただきましたが、本当に親身になって、東部地域の世帯数、人口の激増を考えていただきたいと存じます。ちなみにコザ市と美里村の合併前後には、高原と泡瀬第一に駐在所が2箇所ございました。駐在所と派出所の機構ではいろいろ違うはずですが、その時には人口は今の確か半分以下じゃなかったかと考えているんですが、人口増はどうしようもないですから、本当に市民のことを考えました時には、1日も早く東部地域への交番、早めに建設していただきますように、強く要請をいたします。 それから消防長、平成9年1月に3月定例議会にも申し上げたんですが、ひと月に火災が2箇所も発生いたしまして、ほとんど全焼だったんですね。それも東部地域の近くに消防署があれば、2~3分では消防も出動できるんじゃないかというように考えるわけなんですよ。いずれにいたしましても、是非東部地域に1日も早く支所を建設していただきたいと、これも併せて強く要請を申し上げます。よろしくお願いいたします。終ります。 ○瑞慶山良高議長 以上で高江洲義宏君の一般質問を終ります。与那嶺克枝君。休憩いたします。  休 憩 (午後4時03分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時04分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 与那嶺克枝君。
    ◆与那嶺克枝議員 はじめに公的臍帯血バンクの設立について、お伺いいたします。今定例議会において、臍帯血移植の医療保険適用等に関する意見書を提出しておりますので、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。 では臍帯血バンクについて、聞き慣れない言葉だと思いますので、具体的に説明をさせていただきます。みなさん、こちらをご覧ください。まずお母さんのおなかの中にいる赤ちゃんは、このように胎盤とへその緒でつながり、そこから酸素や栄養を吸収して育っております。赤ちゃんが出産されると、へその緒は切られ、その後、後産として袋のような胎盤とへその緒が出てまいります。これまで胎盤は不要なものとして、捨てられていたのですが、この中にある血液は骨髄よりも5倍から10倍も力がある造血幹細胞、つまり血液をつくり出す原材料が多く含まれているそうです。そしてこのへその緒の中の血液を臍帯血と言うのですが、今回、この血液を白血病の治療として行っている骨髄移植と同じように、臍帯移植を行うということで、臍帯血バンクの設立が求められているのであります。さいというのはおへそのことで、臍帯というのはへその緒のことなんです。その中にある血液のことを臍帯血と申します。 また骨髄移植の場合の骨髄提供者は、全身麻酔の後、腰骨から注射器で 800~ 1,000ミリリットルほどの血液を採取し、3日~4日の入院が必要ですが、臍帯血の場合は、出産後に自然な形で母体から排出され、これまで捨てられていた胎盤のへその緒から血液を採取するので、提供する側の身体、経済的、時間的な負担はほとんどないと言われております。採取された臍帯血は完璧な検査を行い、移植に使用できる場合は、24時間以内に冷凍保存されます。そして必要に応じて解凍して使えるので、早急に移植が必要な場合に、大きな助けとなるのです。 先日、東京において、臍帯血設立記念集会がもたれ、兵庫医科大学輸血部の原 宏教授が基調講演を行っております。その内容を資料として配布してありますので、ご覧になっていただきたいと思います。この中に血液に起こる重い病気には、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫、再生不良性貧血などで、これらの根本的な治療には造血幹細胞の移植が有効であると述べられております。造血幹細胞は、骨髄だけでなく、臍帯血にも含まれているのですが、医療保険が適用されていないため、数百万円近くも患者が負担しなければなりません。それで白血病などの患者さんのためにも、神奈川臍帯血バンクや、近畿臍帯血バンクが既に発足をし、移植も実際に行われております。 今のところ、医療機関などによるボランティアで運営されており、1日も早く多くの人が安全でスムーズに、公平に移植ができるようになるには、公的バンクが是非、必要なのであります。新しい生命の誕生と共に、もう1人の生命が助けられる公的臍帯血バンクの設立について、当局も是非、医師会等、関係者へ、また国へも働きかけていただきたいと思います。その点についてご答弁をお願いいたします。 次に精神保健福祉の充実について、お伺いいたします。精神障害者が障害者基本法において、明確に障害者として位置づけられたとはいえ、精神障害者の社会的不利の状況は依然として変化したとは言えないと思います。障害者に対しては、社会の偏見と孤立した本人、また家族の不安な心境はいつも大きな壁になっていることと思います。精神障害者を支え、社会参加を促進するためには、保健、医療、福祉の一体的支援体制が最も重要であります。 沖縄市地域保健福祉計画の中には、精神保健、福祉思想の普及活動として、精神障害者を1人の人間として、尊厳と人権に対し、生活支援体制の確立と社会参加の推進を掲げております。その点について、具体的な中身をお聞かせください。また授産施設について、どのように考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 次に去る9月15日は敬老の日でありました。多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日として敬老の日が1966年に国民の祝日に制定されてから、今年で31年になります。制定された当時と比べると、日本の高齢化は世界に類例を見ないスピードで進んでおります。先日も全国の平均寿命は、女性が83歳、男性が77歳で過去最高を更新しました。また百歳以上の方が初めて 8,000人を突破し、27年間連続で過去最高を更新しております。まさに世界一の長寿国日本ではありますが、安心して老後を楽しむ状況にはありません。多くの課題が置き去りにされてきたのが事実であります。 一般に老後の三大不安として、年金、医療、介護で、このうち一番深刻なのは介護と言われております。在宅介護を一つ例に取ってみても、現在の制度はあくまでも介護にあたる健康な同居家族がいることが前提となっていたり、寝たきり老人は寝かせきり老人と言われるように、我が国の高齢者福祉の貧困さや、社会制度の不備な点は先進諸国でも最低レベルと言われております。 また今月から高齢者医療費負担は、平均 2.5倍アップしました。年を取れば、それだけ体も痛み、病院に行く回数も増えます。何でもかんでも安易に国民に負担を押し付ける政権が続いている限り、病院にかかりたくてもお金がないため、かかれないという事態が既に起きはじめております。また2020年には4人に1人が65歳以上になると予想されていますが、働く世代の重負担をどうしていくのか、進む一方の高齢化に対応した社会的施策の充実が急務となってきております。これから地方自治体で、高齢者対策は取り組まなければなりません。沖縄市の高齢者は、安心して老後が迎えられるでしょうか。 さて最近、老人医療で利用者が急増し、市財政を圧迫していると言われております老人デイケアについてお伺いいたします。先程も質問が出ておりましたが、今年、平成9年去る6月のデイケアにかかった費用が 4,642万 1,830円となっております。こうなりますと、平成9年度1カ年では約 5億円余りがデイケアのみの医療費となりますが、今後、このような事態をどうしていくのか。答弁では運用の仕方に問題があるとありましたが、国保の相談員のみなさんがデイケアに通っていらっしゃる方々にアンケート調査を行っております。 先程も報告がありましたが、その中にデイケアの利用金額はどうですかという質問に対し、ほとんどの方が安いと答えております。しかし国保等で負担していることを知っているのは、3分の1の方で、ほとんどの方が1人1日 1万 280円余りが病院へ支払われているということは、通知されていないと思います。お年寄りのみなさんに医療費が逼迫しているので、だからデイケアへは行かないようにとは言えません。高齢者自身も家族に負担をかけないようにと、また自分自身の健康維持のために通っていらっしゃるのですから、どなたでも受けていただきたいと思います。 私は医療費の圧迫の原因は、医療機関の運営方法に問題があるのではないかと思います。例えば、日常生活、自立のためのデイケアになっているのかであります。リハビリをするための器具、整備等は十分なのでしょうか。また本人の診療、機能検査等、その結果を家族へ通知することが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 また老人のお世話をする相談員、職員の勤務体制はどうなっているのでしょうか、そういった点について、医師会とも是非協議をしていただきたいと思いますが、まずその点についてお伺いをいたします。 それから老人クラブの活動支援についてお伺いいたします。先日、平成9年度の補正予算の中で質疑いたしましたが、経験豊かな人生の達人として頑張っていらっしゃる老人クラブの育成について、どのような支援活動がありますか、お聞かせください。 最後に教育行政についてお伺いいたします。初めに比嘉教育長、ご就任おめでとうございます。どうぞ沖縄市の未来を担う子供たち一人ひとりの幸せのために、ご奮闘されますことをお願い申し上げます。 さて、神戸の小学生殺害事件などを背景に、国をはじめ様々な人たちが訴えております心の教育とは何でしょうか。心の問題を訴える心の居場所、または駆け込み寺として、言われています保健室の利用が倍増しているようです。本市の状況はいかがでしょうか、お伺いいたします。また今後も保健室登校が増える傾向があるとするならば、どう対応していくのか。養護教諭の負担はないのか、その点についてもお伺いいたします。 最後に子供たちや女性を犯罪から守るために子供110番「太陽の家」が県内で設置されておりますが、本市はいつ実施されるのか、お伺いいたします。 それから教育長へお伺いいたします。この「太陽の家」について、何を意味しているのか、児童生徒は理解しているのでしょうか、お聞かせください。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後4時16分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時31分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 答弁を求めます。福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 お答えしたいと思います。公的臍帯血のバンク設置についてでございますが、初めて聞く用語でしたが、具体的にご説明いただいて、大変ご理解いただいたものと思います。大変ありがとうございました。それで状況を申し上げますと、国のほうでも厚生省では、今月の15日に公的医療の制度に適用すべきだというような決定みたいな内容が出されているようでございます。それと更にバンク設置についても、公的バンク、それを早急に設置すべきだということで、検討に入っているようでございます。そういうことで、私たちもそれに従って、是非それが実現できるように、機会をとおして要望、要請をいたしていきたいと思っております。 それから次に精神保健に関わる問題でございましたが、生活支援についてのご質疑でございます。これはハートフルデイケア、その精神障害のあった方々が療養回復して社会参加できるような方向での支援活動ということでやっておりますが、これは毎月、木曜日に実施してまいっております。これは主にどういうことをやっているかと申し上げますと、グラウンドゴルフとか、あるいは料理教室、木工工芸の指導とか、そういうことで、参加人員が月平均25名の方々が参加しておられます。それでこれは1回ではありますが、コザ保健所であと2回実施している関係で、今のところ回数をどうするかということは、次年度以降、また検討を深めていきたいという考え方を持っております。 それから次に授産施設の整備でございますが、これにつきましては、市内では新垣精神病院のほうで福祉ホームとか、援護医療の施設を設置してございます。そういうことがありまして、更に授産につきましては、いま県と調整しておりまして、平成10年、来年以降を平成11年までの開所を目処にいま県と調整をしているような状況でございまして、新垣精神病院のほうで整備をしていただくという形に、いま進めております。 それから次に老人デイケアについてでございますが、デイケアに行くこと自体が悪いんじゃなくて、健康である方々はやっぱり行ってもらわず、制度に乗った方々が行ってもらえば何でもないわけですから、そういうことでは、当然、内容のこともおっしゃっておりましたが、リハビリ関係の内容、器具の充実というのもあるわけでございますが、これにつきましては、保健相談センターにいまそういったリハビリ器具を用意して、充実してまいっております。引き続きこれを充実しなければいけません。それは人的にもそうでございます。リハビリ訓練士とか、いろんな人がおります。 更に平成12年までには、予定しております東部の仮称、福祉文化プラザ、その中にもそういった内容のものを折り込んでいきたいという方針を持っております。そういうことでございます。それとどのくらい医療がかかっているかということは、やっぱり知ってもらわなければいけませんので、それは医療通知によってやっておりますので、個々の自己負担分と、あるいは医療費から出ていっている部分というのは、当然、それは見れば分かってくるとは思います。 しかし、それだけでは納得できませんので、私たちはいま老人クラブからも非常に要請がございます。来る30日には沖縄市の老人クラブ大会がございます。そこにも是非、出席して、その制度の内容を説明してくれというようなことがあります。これまでも何回かやってきております。それから自治会長協議会、あるいは婦人会のみなさん方にもそういった内容は指示、徹底はやってきております。 それから医師会との調整の問題につきましては、これは個々の市町村では当然できませんので、県に働きかけをして、県の医師会等にそういった内容についての指導をお願いするという形になろうかと思います。 それから次に老人クラブ活動の支援についてでございますが、これは本市の場合に、39団体、 4,534名の方々が老人クラブに加入しているわけでございまして、生きがい創造事業のいろんなサークルをやっております。たくさんのサークルがございますが、それを生きがいの事業としてずっとやってまいっております。そこで、ゲートボール場の整備等に対する補助、あるいは老人クラブ活動を活発にするために、一単位老人クラブに対して、 4万 1,000円の補助、更に1人当たりの会員に対して 600円という、あるいはゲートボールの整備については、50万円の整備費を与えるということ等をずっとやってきてまいっております。 そういうことで、そのほか老人クラブ連合会については、運営費、これは平成9年度は 934万 7,000円の予算措置をしております。更に生きがい創造事業に対しては 642万円余りの補助をやっておりまして、こういう補助をすることによって、老人クラブの方々が生きがいを持っていただく、そして健康な方々はより健康になってもらう、そういうことによって医療の抑制につながると、これは医療抑制にものすごく貢献してきたというようなことが資料としてまいっております。1人当たりの老人医療が沖縄市は県下で10市の中でも非常に低いんです。そういうことが長年、培ったそういったのが実績として上がってきているということをご報告申し上げておきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 保健室登校の実態についてでございますが、このことにつきましては、心の問題を聞いてもらうために、駆け込み寺として保健室を訪れる子供たちのようでございます。文部省あたりではこういうような定義づけをしているようでございます。学校で常時、保健室にいるか、特定の授業には出席できても、主として保健室にいる状態、これを定義づけております。 そういうことで、全国的には1996年現在で文部省が調べた中では、約 1万 100人、現在いるだろうと、そういうように言われております。そういうことで、本市におきましての実態なんですが、小学校ではいまおりません。中学校におきましては、現在11人おります。そういうことで、今後の対応の問題でございますが、いま現にコザ中学校、更に美東中学校、安慶田中学校では、このための加配教員が個々の生徒に応じた学習指導やカウンセリングをしている状況でございます。 そういうことで、養護教諭のことにも触れられておりましたが、今後こういった生徒のカウンセリングに対応できる組織のシステムづくりなども必要じゃなかろうかと、更に専門のカウンセラー等々についても必要じゃなかろうかということで、これは今後、大きな課題だろうと思います。 そういうことで、中にはやはり学級に復帰できない児童生徒等々もおりますので、やはり保健室の登校だとか、相談室登校、それから生徒指導室登校、時差登校等々がありますが、個々の生徒に応じた方法を工夫し、登校できるように、今後カウンセリングを続けていきたいということでございます。中学校で11名いると申し上げたんですが、いま指導を続けている真っ最中でございますが、その結果、堅く閉ざしていた心を少しずつ開き、社会性を身につけ登校できるようになったということでございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 子供110番「太陽の家」の設置について、私のほうからお答えしたいと思います。小学生、中学生等に対するわいせつ事件が多発している中でございまして、児童や青少年の凶悪事件や強制わいせつ等の犯罪から守るために通学路を中心とした民家や商店、事務所等を「太陽の家」子供110番の家として委嘱し、この種事犯の予防、または発生した場合に児童が気軽に駆け込み、救助が求められる緊急避難場所を設置して、被害の防止を図るということで、沖縄地区防犯協会、それから沖縄警察署が中心になりまして、委嘱をするものでございます。いつ実施されるかということでございますけれども、今日の午後5時半から委嘱状交付がされます。沖縄市関係では、各小学校区ごとに委嘱されますけれども、現在、今日委嘱されるのが 121名の予定でございます。 ○瑞慶山良高議長 与那嶺克枝君。 ◆与那嶺克枝議員 最初の臍帯血バンクの設立につきましては、昨日、35万名の署名活動を行いまして、その署名をもって小泉厚生大臣に手渡ししたそうで、是非とも1日も早く臍帯血バンクが設立され、1人でも多くの患者が救えるように、また私たちも一生懸命取り組み、また行政のほうからもバックアップをお願いしたいと思います。 2点目の精神障害者に対する件なんですが、私も何名かそういう方たちの家庭を訪問してまいりますと、やはり本人がそういう障害がありますと、仕事ができずに、やはり生活が不安定であります。そのためにデイケアというのがたいへん必要になってくると思いますが、そのデイケアに行きたいけれども、1人ではたいへん危険であるということで、なかなかデイケアも通院できない、またそういう面では、是非バスの送迎を実施してほしいということがありますけれども、そういった点も是非、実施できないかどうか、お願いいたします。 それから急に発病すると、どこへ助けをもとめていいのか分からないという方もたくさんいらっしゃいました。そういう時のためにも、是非とも日頃から相談員やまた民生員の方たちの連携が必要だと思いますが、そういった点は、沖縄市はどのぐらい進んでいるのか、その実態について教えてください。 それから介護者が休息するためのショートスティを利用するように、またそういった点も相談員のほうから是非とも連絡をしてもらいたいのですが、そういう体制もあるのかどうか、お聞かせください。 それと教育関係にも関わると思いますけど、若年の場合の精神障害者がいる場合には、どのような教育を取っていかれるのか、またその中学校、高校生にもそういう方たちがいるのかどうか、実態を掌握しているのか、お聞かせください。 それと同じく精神障害者に対してなんですが、相談窓口の設置は明確にできているのかどうか。それと保健婦さんの増員は考えているかどうか。たくさんありますけど、ホームヘルパーさんとか、そういうことも考えているかどうか、ちょっとお聞かせください。 それと「太陽の家」についてですが、先ほど市民部長のほうから、本日午後5時30分から委嘱状交付が行われているということですけれども、この「太陽の家」のそのマークが子供たちにとって本当に分かりやすい表示であるのかどうか。先に設置しました糸満市や与那原町等の地域の反応はどうだったか、それを聞いていらっしゃいますか、お聞かせください。 それと学校現場におきまして、その太陽の家についての意味、内容等は理解されているのかどうか、ちょっとさっき聞き漏らしましたので、もう一度お願いいたします。 それと保健室登校が11名ということですが、実際にいろんなことで、保健室を訪ねるという子供たちが実際のところ、約50名~70名、1日にいるそうです。ですから養護の先生は本当に朝から晩まで休む暇がなく、ずっと立ちっぱなしという状況を聞いておりますが、そういったことを見る限りでは本当にカウンセラーが是非必要ではないかと思いますけれども、先ほど答弁の中にカウンセリングシステムづくりというのがありましたけれども、カウンセラーの配置を是非とも全校にやるべきじゃないかと思いますが、そのことについてもう一度、ご答弁をお願いします。 それから一番、保健室を利用するということについて、なぜ保健室に行くのか。なぜ養護の先生にだけいろんなことが相談できるのか。これは担任の先生、また校長先生、教頭先生、本当に真剣にとらえているのか。問題があれば、そこへ行けばいいというような駆け込み寺、そういったことで担任の先生方、またそういう相談員の先生方はどういうように現状を見ていらっしゃるのか、そういったことがより大切じゃないかと思いますけれども、そういった点についてお聞かせください。 それとデイケアについてですが、やはりデイケアを利用する方たちは、老人ですから、やはりどこかに障害があるわけです。どんなに健康と言っても、ちゃんと検査をすれば、どこかに障害があるということで、行かれているわけですけれども、その中には1人で生活できない、1人でいるのが不安ということで、毎日通っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますので、そういった健康な方たちがもっと自治会等を利用して、老人クラブ等を活性化しながら、もっとここで給食がいただけるとか、いろんなレクリエーションができるとか、そういうようなシステムづくりが必要だと思いますけれども、そういった点について、何かご検討したことはないか、お聞かせください。お願いします。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後4時49分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時50分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 答弁を求めます。福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 精神保健福祉についてでございますが、送迎バスの提供等がございましたが、いま個別に訪問してのやり方はやっておりませんが、ある一定の所にお出でいただいて、そこからの送迎はやっております。そういうことで、今後はこれをどうするか、もう一度、検討はしてみたいと思っております。 それから救急医療システムのあり方についてでございましたが、発作的に緊急に措置しなければならない場合がございます。その場合には、いま県のほうでは平成10年度にスタートさせるということでの準備を進めておりますので、それに乗って私たちも是非、救急のあり方について要請をしていきたいと思っております。 それからそういう回復者、患者のみなさんの方の相談の窓口と申しますか、これはいま保健婦が地区保健婦が主になります。それでコザ保健所もそうでございますが、うちの市の保健婦も当然、相談婦の役目を果たすということになっております。そういうことで、今後、保健婦はこれでいいかというようなことでございますが、増員すべきじゃないかというようなこともあります。これはいま保健福祉計画等の整合性を深めながら、地域保健のあり方についても、いま調整をしている段階でございまして、いずれにしても増員をしていかなければいけないというようなことでございます。ホームヘルパーの派遣については、今後、検討させていただきたいと思っております。 それからデイケアについては、1人暮らしの老人の方々、行く所がなくて病院に行かれるというようなこと等もあろうかと思いますが、これについては老人クラブのほうでも非常に気を配っておりまして、訪問して誘うと言うんですか。あるいは年1回~2回、激励集会をやってみたり、いろんな角度でやっている状況でございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 「太陽の家」への表示板でございますけれども、これは沖縄県統一されておりまして、幅が10センチで、長さが30センチのこういう形の「太陽の家」ということでございます。糸満署管内が9月8日に設置されておりますが、これから全県的に設置されていきますが、これが各自治会長、それからPTA関係、それから防犯協会の青少年補導員などが主にこの「太陽の家」の委嘱を受けているということでございます。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 いまさっき今後の対応策の中で、現にコザ中学校、美東中学校、安慶田中学校あたりでは教員の加配をしていくことを申し上げたわけなんですが、やはり養護教諭の負担というのは大変だと思います。そういうことで、いまさっき申し上げました組織のシステムなど、更に考えられるのは、養護教諭の複数配置の問題、そういったこと。それと同時に専門のスクールカウンセラーの設置も必要じゃなかろうかと、そういう声はいろいろあるようでございます。そのあたりも今後、勉強して、解決策にあたっていきたいと思っております。 それからどうして保健室に駆け込むのだろうかというご質疑でございますが、やはりその背景には、子供たちの心の問題があろうかと思います。やはり心身の状況等々、いじめ、過食だとか、拒食症だとか、児童虐待等々があるかと思います。ある意味ではそういった保健室へ駆け込んで、本当の自分の心の悩み聞いてくれる所の場所ということで、保健室に駆け込んでいる実例もあるようでございます。 ただいまさっき申し上げましたんですけど、やはり保健室登校だけじゃなくて、やはり中には相談室の登校だとか、生徒指導室の登校、更にそういったものもあるようでございます。今回、保健室の登校に限定してのお話でございますが、そういうこともあるということでございます。 ○瑞慶山良高議長 与那嶺克枝君。 ◆与那嶺克枝議員 精神障害者に対しての相談員として、是非保健婦さんの増員を起こして、是非やっていただきたいと思います。 それからホームヘルパーについては検討するということでしたけれども、実際に家庭の中にそういう方がいらっしゃると、本当に生活状況というのは大変なものでありますので、できましたら、いま長寿障害対策課でやっておりますように、ホームヘルパーさんの派遣も必要じゃないかと思います。 そしてデイケアに通っていらっしゃるみなさんのバスの送迎ですけれども、私も実際に訪ねましたところ、病院のほうがやってないということもありましたので、そういった点をもうちょっと力を入れて、そういう方たちが本当に気軽に安全にしてまたケアできるような体制づくりを是非、行っていただきたいと思います。 それからデイケアに行かれる老人に対してですけれども、各地域の老人クラブの方たちの活性化のために、いま老人の対象としたホームヘルパーさんがたくさん待機中であると思います。その方たちをグループ編成をして、各地域、各自治会に配置をして、そこで給食等をつくってもらって、そこで地域の老人会のみなさんは朝から来て、そこでお昼を食べながら、みなさんと懇談をしながら、また3時~4時に帰るとか、そういうような体制も是非、行えないかと思いますけど、いかがでしょうか。 それからちょっと質問には出しておりませんけれども、この間、9月15日の敬老年金支給についてですが、今回は銀行振り込みということで、大変に老人の方たちが面倒くさいという声が上がっております。去年と同じように、即行けば即自治会で支給されたものが、なぜ今回は銀行振り込みなのかということで、大変にいま苦情の声が殺到しておりますので、できましたら現物給付できちんとその場で支給できるような体制を続けてほしいと思います。これは要望いたします。 それから保健室の登校についてですが、これはやはり今後、大きな課題であると思います。なぜやはり養護教諭にしか相談できないのか。これはもっともっと私たち全体の問題として、ゆとりのある教育、また養護教諭に対してもあまり負担がかからないように、是非できまたら、もうこれは2人制にして、しっかりと子供の心のケアのできる体制づくりをやっていただきたいと思います。 それから市民部長に「太陽の家」についてですけれども、これは警察署から来たということで、全県これから各地域やられていくと思うんですけど、これはなぜ「太陽の家」子供110番ができたかという背景には、やはりこれは若年層をねらった悪質な事件が多いために、これを防ごうということで、そういう子供110番ができたわけです。これを本当に本気になって、取り組むためには、糸満市がそういうようにやったからと言って、またその小さなステッカーでは、子供たちは目に付かないと思うんですよ。「太陽の家」が何の家なのか、子供たちは本当に分かっているのかどうか、何のための設置なのか、もっと検討すべきじゃないかと思います。ほかは「太陽の家」だからと言って、沖縄市も「太陽の家」じゃなくて、もっと子供たちが分かりやすいその印を見れば、ぱっとそこに助けが求められる、そういうような目印としてもっと分かりやすいのが必要じゃないかと思います。 子供たちの通学の安全については、私は6月の定例議会でも質問いたしました。やはりこれまでも本土のほうでもたくさんの事件が起こっております。実際に沖縄市においても中学生が帰り道、いろいろと誘われたりとか、触られたとか、いろんな事件があります。そういった点で、必ずそういうようなことは、連絡をしていく、また子供たちが即、連絡体制が取れるように、こういうような子供110番の設置が必要だと思いますけれども、今日、委嘱される 121名の方たちの家にそのステッカーを貼るわけですけれども、実際に子供たちが通る場所にそれがあるのかどうかですよね。やはりこういうステッカーなり、その目印をやるためには、学校の周辺、また街の状況、道路、空き地の雑草等、こういう状況をよく見てから、こういうような実のある協力体制で取り組んでいただきたいと思います。ただ貼ればいいんじゃなくて、本当に貼って犯罪が防げた、そういうような体制にしていかなければ、何の意味もないと思いますので、是非この件について、もう一度、できましたら、市長も多分、委嘱されていると思いますので、沖縄市全体の安全を守るためにも、こういった点についてどう取り組んでいくのか、事件が起きてからでは遅いですので、もう1歩力強いみなさんの体制をもうちょっとお聞かせください。以上です。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 市民部長。 ◎島田久市民部長 「太陽の家」子供110番の件でございますけれども、今日から委嘱されてスタートでございます。いまさっき議員からも指摘がありましたように、子供たちが分からないと何の意味にもならないということでございますので、これはPTA並びに学校側とも連携を取りながら、子供たちにもこういうものがあると、どこどこにあるんだということを徹底して通知するようにしてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 以上で与那嶺克枝君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午後5時03分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後5時05分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 それでは本日のしんがりになるようですが、一般質問をしていきたい思います。まず国際交流推進について、私たち市民クラブは、去る8月24日から9月3日までの日程で、北米とハワイへ行政視察に行きました。視察の目的は、個々の見聞を広めると同時に、国際親善を図り、21世紀に向けた国際性を身につけて、国際社会に対応する沖縄市建設にどう役立てるかということであった。 そのために姉妹都市提携を予定しているワシントン州レイクウッド市を視察することにした。私たちはウチナーンチュ大会の平和大使を務めてくださった伊礼盛一氏のご案内で、レイクウッド市役所を訪問し、市行政官ブッシュ氏のご案内で、市役所内の各セクションの説明を受けました。また晩はレイクウッド市の行政関係者や市議会議員の方々と懇親会を持ち、お互いに理解が深まったものと実感いたしました。更に終了後、場所を移して、県人会と交流を持ち、佐久間県人会長をはじめ、多くの県人の歓迎を受け、親睦を図ることができ、現地での県人の活躍ぶりを知ることができました。今回の視察で感じたことですが、以下の件についてお答えください。 1.外国の都市(レイクウッド市)と姉妹都市提携を結ぶ考えがありますか。そのためには締結する前に相互間の人的交流で、信頼関係を育成する必要があると思いますが、当局の考えを聞かせてください。 2.21世紀の国際人を育てるのに、子供たちの相互交流、例えばホームステイ等も念頭において考えるべきだと思いますが、当局の考えをお聞かせください。 次にコリンザについて、商店街活性化の一環として、全沖縄市民、注目のアメニティプラン株式会社のコリンザの落成開店日間近だと感じる今日この頃ですが、開店日は何月何日ですか。またこの開店日は当初予定どおりの開店日ですか。 次に入居するテナント業者は何店舗ですか。入居者の資格条件を教えてください。差支えなければテナント業者名を教えてください。 こども未来館について、先程から多くの方から質問がありました。それで重複しないようにお伺いしたいと思います。ただいまのところは、構想を練っている最中であるというようなご答弁でございましたが、それではその構想はいつでき上がりますか。その予定を教えてください。 デイケアについて利用者の争奪戦とマスコミは報道していますが、沖縄市の実態についてはどうなっていますか。以下の件についてお答え願います。この件についても多くの方から先程から質問がありました。重複しないように質問したいと思いますので、平成8年度実績で最多利用者はひと月に何回利用していますか。次に実態調査、つまり利用者本人に会って調査したことがありますか、教えてください。 次に古紙集積場について、知花池武当線沿い、松本5丁目13番28号の近くと松本42号線沿い松本5丁目11番、球陽生コンクリート松本工場に集積放置された古紙について、2カ所とも同一業者の集積場ですが、当局は業者を指導したことがありますか。また今後の対応策についてどうするのかお答え願います。 次に白川地域の排水溝(側溝)設置について、知花1643番地と1653番地の排水溝設置については、ご案内のとおり、この場所はコザ自動車学校とランドリーの裏側から流れた汚水が交差する箇所ですが、側溝を設置する計画があるか、お答えのほどをお願いします。 倉敷ダム近くのゴミ最終処分場について、私は前回も一般質問で取り上げてきましたが、隣接する倉浜衛生施設組合の処理施設場とあまりにも格差がある、どういう技法でもって安全処理というのか、教えてください。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 市民交流室長。 ◎金城朝光市民交流室長 まず議員諸賢におかれましては、去る8月24日から9月3日までの11日間、議員によります海外行政視察の中にワシントン州レイクウッド市を加えていただき、敬意を表すると共に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。国際交流推進についての姉妹都市締結を結ぶ考え方およびその締結の計画についてでありますけれども、沖縄市の国際交流推進委員会におきまして、ワシントン州レイクウッド市を海外姉妹都市締結を想定した調査対象都市として決定を見ております。平成8年5月です。従いまして、沖縄市新総合計画第3次基本計画を踏まえまして、外国の都市、つまりレイクウッド市を想定して姉妹都市の締結および計画を考えているところでございます。 続きまして、ホームステイについてでございますけれども、これにつきましても、国際交流協会および当局5名の方が平成8年10月からレイクウッド市を訪問し、いろいろ調査をする中で、レイクウッド市との話し合いの中でホームステイの相互の受け入れについて、話し合いが持たれております。財政が厳しい折りではありますけれども、次年度に向けて実現ができますように努力をいたしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 デイケアについてでございますが、月に最多利用回数は何回かということでございますが、29回でございます。それから調査したことがあるかということでございますが、平成9年4月8日から5月14日にかけて、直接訪問して聞き取り調査をやってまいっております。 ○瑞慶山良高議長 経済部参事。 ◎銘苅朝盛経済部参事 コリンザ建設につきまして、お答え申し上げます。このことにつきましては、昨年の3月議会からいろいろと議員のみなさんがご指摘等をいただきましたけれども、いよいよ今年の11月の10日に完成をする予定でございます。開店日につきましても、当初の予定どおり11月末だということで報告を受けております。 それからテナント業者は何店舗かというご質問なんですけれども、いま9月24日現在で区画として45区画を予定しているということでございます。いろいろと業者と詰める段階で、やはり坪数とか、そういうのがありまして、どうしてもいま現在では45区画ということでございます。 それから資格条件につきましては、議会の度の申し上げてはおりますけれども、まず第1にその企業が果たして、維持力があるかどうか、そこに入って十分に営業活動できるかどうか、その1点ですね。更にまらAPのコンセプトに合致をしているかどうかということですね。3点目にアメニティプラン株式会社に対して、協力体制が整っているかどうか。以上、その3点が条件だということになっております。 それからテナント業者の公表に関しましては、AP社、それから業者の都合によりまして差し控えさせていただきたいと、そういうことでございますので、ご理解を願いたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 古紙の集積場についてお答えをいたします。去年から古紙のだぶつきが始まりまして、古紙の回収業者が野積みをしているということになっております。この業者は中国へ出荷しておりましたけれども、中国への出荷が6月から止まっておりまして、また会社も事情により工場が使えなくなったという事情がありまして、いま野積みされている状況でございます。どう指導したかということでございますけれども、台風13号の時に、その古紙が道路に飛ばされまして、非常に汚くなっているという苦情がありまして、これを早く片づけるように指導してきている状況でございます。 それから倉敷ダム近くのゴミ最終処分場についてでございますけれども、6月定例議会にもお答え申し上げましたが、産業廃棄物は指導監督が県でございまして、県に問い合せてみますと、県は年に2~3回の施設の管理チェックをしているということをお聞きしております。水質検査、悪臭検査を実施されているということでございます。各地域よりの収集運搬、もしくは持ち込まれた廃棄物は、構内において一旦リサイクル物と選別をしまして、これを重機で圧縮して、その上に覆土をして、埋めて再処分しているということでございます。県の年2回のチェックでは問題はないということを聞いております。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 知花白川地域の排水溝の設置についてでございます。この地域は旧外人の貸住宅跡地で地籍が入り組んでいるために、この当該道路も未認定の私有地でございます。従って、側溝等の整備については、地域と地主の協力が必要になってきます。そういうことで、今後、地主の工事施工承諾がいただければ、側溝の布設を行っていきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 こども未来館の基本構想は、いつ頃できるかということですけれども、これは国の補助事業ということになっておりまして、国から補助金交付内示通知が来次第、速やかに実施をしていきたいと思っております。本年度事業でありますので、3月を目処にしております。 ○瑞慶山良高議長 島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 国際交流推進について、お伺いします。たいへん結構なことで進んでいるようですが、それではホームステイの件ですが、子供たちが例えばホームステイをするとなりますと、どうしてもこれは教育委員会との関係が出てくると思うんです。そうなりますと、教育委員のみなさんは現地をご覧になったことはあるかないか、ちょっと分からないんですが、まずその地域の教育環境はどういうものであるか、治安はどんなものであるのか。私はこれは是非みなさんは現地へ行かれて、向こうの教育関係者のみなさんとも交流を深めながら、お互いの立場も理解し合うということが絶対必要条件じゃないかと思うんですが、どんなものですか。その件について、お答えのほどをお願いいたします。 それと人的交流になりますと、幸いにしまして、いま中学校などでは英語講師の方がいますよね。もしできればワシントン州か、あるいはレイクウッド市出身の英語の講師の方をお招きすれば、なおお互い信頼関係も倍増するんじゃないかと思うんですが、そのへんも含めて、ひとつご答弁のほどをお願いいたします。 古紙集積場についてですが、この件については私は口頭で前々から言ってはいたんですが、案の定、私が心配したことがそのようになってしまったわけですね。一体これは業者任せでいいのか、新聞報道によりますと、業者は片づける能力がないというようなことを報道されていますが、じゃあそれでいいのか。あれは梱包されたものはいいとしまして、じゃあばらになったもの、焼けくず、じゃああれはどうするのか。あれは業者の責任となると、業者が対応できるかどうか。じゃあ沖縄市はあれは見て見ないふりするのか。はっきりあれは業者のものであるから、関係ありませんならありませんと、これは市民生活、あるいはどうしても片づけなければならない、そういうような行政の責任があるんでしたら、それはありますということを言ってもらわないと、これは周辺住民からも強い要望を受けて私は今回、質問しているわけなんですが、あれは放っておきますと、シロアリもたいへん発生する危険性があるんです。火災の心配ももちろんあります。風が強い日には道路に飛び散ります。あれでいいのかどうか。再度のお答えをお願いいたします。 それから倉敷ダム近くのゴミ最終処分場についてですが、あの施設は誰が見ても、あれでいいのかなと思うんですが、もしあの施設でよいんでしたら、何で倉浜衛生施設組合は莫大な金をかけてあんな施設をつくるんですか。どうも疑問で理解に苦しみます。隣同志なんです。倉浜衛生施設組合は、あんなでっかい煙突を立てて、あんな施設で処理しています。だがお隣の民間施設はあまりにも貧弱なんですね。何を燃やしているか知りませんが、また隣に小さい煙突があって、そこに真っ黒い煙りを立てているんです。あれはダイオキシンを排出しているんじゃないかと思うんですが、その調査をされたことがあるかどうか。 更に県は年2回、検査をしている、で大丈夫だというようなことなんですが、市はじゃあ県がやるから市とは関係ないということでありますが、じゃあどの地点でやったのか、水質検査も。もし資料がありましたら、それを出していただきたい。 白川地域の排水溝の設置の件ですが、是非実現できるように頑張っていただきたいとお願いいたします。たいへん雨天の日にはもう屋敷内に水が入り込んできて困っておりますので、是非よろしくお願いいたしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 市民交流室長。 ◎金城朝光市民交流室長 ホームステイの件でございますけれども、子供たちをホームステイする場合には、どうしても教育委員会との兼ね合いが出てまいります。これはおっしゃるとおりでございまして、これまでレイクウッド市を想定した姉妹都市の交流というのを進めてまいりましたので、まず青少年の海外派遣事業について、教育部と再三にわたり調整をしてまいっております。この場合には各8中学校ありますので、8中学校から1名ずつの中学2年生を対象として派遣いたしましょうということにまとめてございます。ただ本事業については、市民交流担当と教育委員会の共同事業として、市民交流担当を当面の窓口として、本事業が軌道に乗った時点で教育委員会に移行していくという話し合いをまとめてございます。 もう1点の人的交流、英語講師のレイクウッド市からの派遣受け入れ方についてでございますけれども、これにつきましてはレイクウッド市のブッシュ行政官に対しまして、制度が利用できて派遣できるように、説明を申し上げてあります。更には現在、情報の収集のために直接にこのプログラムを担当する自治体国際化協会にも照会中でございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 古紙集積場でございますけれども、現在野積みされている古紙が約 4,000トンあると言われております。この前、火災がありまして、この火災にあったのが 200トンの古紙でございます。そしてこれが水を含んでおりますので、約 200トンが 1,000トンぐらいになっているんじゃないかという予想をされます。そういうことで、莫大な費用がかかります。これはこの責任は会社でございますので、会社に指導をしてまいりたいということで、去る9月24日に本人を呼びまして、対策をどうするのかということでやっておりますが、すぐに片づけるということはできませんけれども、子供たちが入らないように、そして古紙が飛散しないようにフェンスをやりたいということを言っておりますので、こういう具合に指導してまいりたいと考えております。 それから産業廃棄物の件でございますが、県の指導を受けて、年2回の検査を実施しているということをご答弁申し上げました。いま手元にはその検査結果は持ち合せておりませんので、後で資料を差し上げたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 市民部長、どうもそういうような消極的では、市民の生命や財産というのは、これは僕は守れないと思うんです。生命、財産を守るのが行政の責任じゃないかと思うんですね。平成7年9月にこれをつくりました沖縄市環境クリーン促進条例、まだつくって間もないですから、みなさんも忘れてないと思うんですが、第1条 目的、この条例は国際文化観光都市にふさわしい都市環境美化に努めるため、空き缶等のポイ捨てによる散乱を防止することにより、クリーンな生活環境を促進して、もって住みよい街づくりに資することを目的とする。そうなっていますよね。じゃああの燃えかすが飛び散って、隣近所に迷惑をかけてもこれはよろしいですかね、みなさんの解釈からすると、行政としては何にもできないと、そうなりますよ。これは他人の財産だから、灰であろうが、ゴミであろうが、どうしようもありませんと、そういうことになるわけなんですが、それでいいですか。 定義、第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義はそれぞれ当該各号に定めるところによる。空き缶等、空き缶、空き瓶、たばこの吸いがら、チューインガムの噛かす、その中に紙くずも入っているんですよ。その他これらに類するものとなりますと、あれは紙くずのはずですがね。どのように解釈しますかね、これは。そういうような逃げ腰では、じゃあ一体、周辺住民はどうするんですか。あれはシロアリも発生しますよ。見て見ないふり、どうしようもないと、他人の財産だからどうしようもないということで、隣近所、周辺には迷惑かけても知らんふりですか、これは。どう指導するのか、じゃあ。行政は何もできませんということであるのかどうか、再度の答弁をお願いします。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 有価物でありまして、本人はこれは私の財産ですと言っているわけですから、我々は飛散しないように、そして人に迷惑かけないように指導をしていきたいと、こういうことでございます。 ○瑞慶山良高議長 以上で島袋善栄君の一般質問を終ります。 延会についてお諮りいたします。本日はこれにて延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良高議長 ご異議なしと認めます。よって本日はこれに延会することに決しました。 次の本会議は9月29日月曜日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて延会いたします。ご苦労さんでございました。  延 会 (午後5時36分)...